ヤクルト・高津監督「難しかった」 菅野対策ふいに…一回の攻防で明暗クッキリ
(セ・リーグ、巨人4-3ヤクルト、11回戦、ヤクルト6勝5敗、23日、東京D)ヤクルトは接戦を落として、連勝が3で止まった。高津臣吾監督(55)は、巨人の先発が急きょ菅野から又木に変更となる中、チャンスをつくりながら、得点しきれなかった一回の攻撃を、勝負のポイントに挙げた。 【写真】塩見とハイタッチしようとして空振りする高津監督 「初回の攻防が試合の流れを決めたのかな。1点欲しかった。チャンスをものにできなかったのが、後に響いた」 1番・西川、2番・丸山和の連打などで1死二、三塁としたが、4番・村上は左飛、サンタナは遊ゴロに倒れ、無得点に終わった。試合前、菅野攻略への準備を進めており「(投手交代の影響は)なくはない。難しかったですね」と言葉少なだった。 四回に西川が移籍1号3ランを放ち、1点差まで迫ったが、反撃は続かなかった。五回1死一、二塁では、山田が放ったフェンス際への中飛で二走の村上が飛び出し併殺に。指揮官は「本人がフェンスに当たったと思ってスタートを切っている。判断のところなので、こちらからは言いづらい」と振り返った。 25日からは首位広島との3連戦(マツダ)。高津監督は「初戦を取って、今日(23日)の負けを取り返したい」。まずは、5ある借金を完済する。(武田千怜)