劇場公開50周年記念 松本清張の傑作サスペンス『砂の器』YouTube無料公開スタート
今年劇場公開50周年を記念し、松本清張原作・野村芳太郎監督によるサスペンス映画『砂の器』が、YouTubeチャンネル「松竹シネマPLUSシアター」にて本日20時より2週間限定で特別無料公開される。 【全ての画像】『砂の器』場面写真 本作は、日本を代表する推理小説家・松本清張の最高傑作とも言われる代表作(本作以外に、これまで7回もTVドラマ化)を、『鬼畜』『わるいやつら』『疑惑』『迷走地図』といった数々の松本清張原作の映画化を成功させた野村芳太郎が、『羅生門』『生きる』『七人の侍』など数多くの黒澤明監督作品の脚本を手がけた橋本忍と、『男はつらいよ』シリーズをヒットに導いた山田洋次という名手ふたりによる脚本で映画化したサスペンス映画。難解な殺人事件の果てに待ち受ける衝撃と、真実への道のりをスリリングに描く。 また脚本もさることながら、日本各地で長期ロケを敢行した美しい四季折々の風景や、芥川也寸志の劇的かつ流麗な音楽を絡めた本作は、原作者の松本をして「この映画は原作を超えた」と言わしめた。 なお、「松竹シネマPLUSシアター」チャンネルでは松竹の作品群から、隔週でTVドラマが毎月第1金曜の20時に、映画が2週間限定で無料公開されている。連続ドラマの第1話と第2話、単話完結複数話ドラマシリーズの第1話は公開以降常時無料となっている。 <作品情報> 『砂の器』 劇場公開:1974年10月19日/上映時間 約143分 【ストーリー】 東京・蒲田にある国鉄の操車場内で殺人事件が発生。しかし被害者の身許が不明で捜査は難航。迷宮入りかと思われた矢先、被害者が殺される直前にある男と会っていたことが判明した。ふたりの会話のなかで交わされていた「カメダ」という言葉。地名か? 人の名か? 事件解明のために奔走する刑事、今西(丹波哲郎)と吉村(森田健作)は偶然、新進気鋭の天才音楽家、和賀英良(加藤剛)と遭遇する。そして、やがて事件は思わぬ展開を見せ始めるのだった……。 (C)1974松竹株式会社/橋本プロダクション