ポーズを決めるベリンガム（AP）

　◇欧州選手権1次リーグC組　イングランド1―0セルビア（2024年6月16日　ドイツ・ゲルゼンキルヘン） 【写真】イングランド代表・ベリンガム 　イングランドがMFジュード・ベリンガム（20＝レアル・マドリード）のゴールで白星スタートを切った。セルビアとの初戦で前半13分の右クロスに2列目から飛び込んでヘディングでゴール。これが決勝点となって難敵に1―0で競り勝った。 　「試合に勝つには1点あればいい。パフォーマンスには満足している」とベリンガム。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、笑顔で開幕戦を振り返った。 　加入1年目のRマドリードで公式戦23得点を挙げてスペイン1部と欧州チャンピオンズリーグの2冠に貢献。リーグMVPにも選ばれた若武者は欧州選手権の大舞台でも輝きを発揮した。チームは追加点を奪えず、もどかしい時間帯が続いたが、後半37分にGKピックフォードが左手で相手FWブラホビッチの鋭いシュートを弾くなどセルビアの反撃をしのいで貴重な勝ち点3を挙げた。 　ベリンガムは「前半は我々がどんな相手からも得点できることを示し、後半はどんな相手にも失点しないことを示した」と指摘。地元開催だった1966年W杯以来の主要国際優勝に向け、サッカーの母国が若き司令塔に導かれて白星で船出した。