活況相場の恩恵を享受できる期末一括配当の好業績3銘柄
ついに3万8000円台に到達した日経平均株価。過去最高値の更新がいよいよ視野に入ってきた(写真:梅谷秀司)
2月16日の東京株式市場は、前日の米国株市場が早期の利下げ観測が台頭したことで上昇した流れを好感して、買い優勢のスタートとなった。日経平均株価は一時、前日比700円を超える大幅高となり、1989年12月につけた終値ベースの過去最高値3万8915円にあと約50円の水準まで急接近する場面もあった。 ただし、その後は半導体関連銘柄の一部が上昇幅を縮小し、全体相場も伸び悩んだ。終値は前日比329円高の3万8487円と、続伸して引けた。 来週(19~22日)は、現地時間21日に発表が予定されているアメリカのエヌビディア(NVDA)の決算内容次第で、これまで上昇してきた日本の半導体関連銘柄に“材料出尽くし”の売りが出ることが懸念される。ただ、高値警戒感がある中でも半導体関連以外の主力銘柄への買い意欲が継続すれば、過去最高値を更新する可能性もある。 来週の日経平均の想定レンジは3万7800~3万9100円とする。
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冨田 康夫