実に33年ぶりに全国レディースを制した福岡（上段）。下段左より準優勝の愛知、３位の京都、４位の大阪。写真：全国レディーステニス大会事務局

　アマチュア女子テニスの最高峰「ソニー生命カップ第45回全国レディーステニス大会」の全国決勝大会が11月９日～11日、東京・有明テニスの森公園で開催された。頂点に立ったのは福岡。決勝では愛知に2-1で競り勝ち、33年ぶり２度目となる栄冠を手にした。 【動画】2023全国レディース最終日、試合の模様～福岡優勝の瞬間～表彰式まで 　この大会は47都道府県予選を勝ち抜いたダブルス３ペアが代表としてチームを結成し、全国ナンバー１を競う団体戦。今年は会場をテニスの聖地、有明に移し、10日には秋篠宮妃紀子さまが観戦されるなか、熱戦が繰り広げられた。 　過去13度の最多優勝を誇り、連覇を狙った東京が初戦（２回戦）で敗れる波乱のスタートとなった今大会。去年のベスト４チームで今年も準決勝まで勝ち進んだのは大阪だけで、その大阪も福岡に1-2で敗れた。決勝はその福岡と、準決勝で京都を3-0で破った愛知が対戦し、手に汗握る接戦となった。 　愛知はNo.３の浅田／西尾ペアが圧勝するが、福岡が反撃。No.２の石田／小野ペアが第１セットダウンからマッチタイブレークに持ち込んで逆転勝ちし、No.１の川畑／橋詰ペアがストレートで快勝して、福岡が試合を引っくり返した。 　福岡は1990年に決勝で大阪を破って以来の優勝。愛知は2015年以来となる５度目の優勝を目指したが、その時決勝で下した福岡に今回は雪辱を許す形となった。また３位決定戦は京都が大阪を3-0で下している。 　 　決勝・３位決定戦の結果は以下の通り。 【決勝】 ○福岡［2-1］愛知× D1 ○川畑菜摘／橋詰侑果［62 64］瀧恵利華／中川あかね● D2 ○石田みゆき／小野里佳［26 63 10-4］綾部美千代／榊原美佳● D3 ●江本純子／澁田梓［06 16］浅田恵里香／西尾明日香○ 【３位決定戦】 ○京都［3-0］大阪× D1 ○村田美香／新見昌子［62 61］今村歩／小田久美子● D2 ○四方麻矢／山下奈緒美［62 61］浅井真貴／山地美幸● D3 ○野中奈央／野村早苗［61 60］今西いづみ／中村香織● 構成●スマッシュ編集部