「利用価値を最大限発揮する方向」 一時、移管や廃止が検討された山口県の県有11施設の活用は
KRY山口放送
山口県の行財政改革として一時、市町への移管や廃止などが検討されていた11の県有施設について県は一転して、「利用価値を最大限発揮する方向で活用策を検討する」との方針を示しました。 県は行財政改革として2018年から、やまぐちフラワーランドや秋吉台国際芸術村など県有11施設について市町への移管や廃止などを検討していました。 コロナ禍となり一時凍結されていましたがことし、村岡知事は改革目標は概ね達成できたとし「新たな行財政改革」に移行するとしていました。 1日の県議会 総務企画委員会で県執行部は次のように答弁しました。 「現存する各施設の利用価値とポテンシャルに注目しまして、多様化、複雑化する行政課題への対応のために最大限発揮させる。今後の利活用方策等を幅広い視点で改めて検討することとした。」 その理由の1つとして県は、11施設の利用者がコロナ禍前の73%まで回復していることを挙げました。 それでも、有効な活用法が見つからない場合は関係市町と改めて協議し、見直しの方向性を決めるとしています。 県有11施設 ①下関武道館 ②豊田湖ビジターセンター ③角島ビジターセンター ④萩ウェルネスパーク ⑤須佐湾ビジターセンター ⑥やまぐちフラワーランド ⑦県民芸術文化ホールながと ⑧秋吉台国際芸術村 ⑨秋吉台ビジターセンター ⑩秋吉台青少年自然の家 ⑪片添ケ浜海浜公園