里山海道、3月中に全通 穴水町長が説明 町議会開会
穴水町議会3月定例会は11日開会し、吉村光輝町長は提出議案の説明で、のと里山海道の全線開通について「今月中に復旧するとの報告がある」と述べた。 輪島―金沢の能越自動車道・のと里山海道のうち、穴水―越の原インターチェンジ(IC)間が現在も通行止めとなっている。輪島方面のみの一方通行で、輪島―のと里山空港は金沢方面も通行できる。 吉村町長は町の復旧・復興について、長く険しい道のりになるとした上で「再生に向け、先頭に立って総力を挙げて取り組んでいく」と決意を示した。震災による被害額の試算は道路で60億円超、林業で約46億円などとした。 被害が甚大だった穴水小については、同校敷地内に仮設校舎を建設する方針を示した。現在は穴水中に間借りしている。 本会議では一般会計82億7100万円の新年度当初予算案など議案、報告、意見書23件を提出した。会期は13日まで3日間で、一般質問は行わない。