「竹島の日」制定からまもなく20年 地元住民らが「早期解決」求める(島根・隠岐の島町)
山陰中央テレビ
島根県が2月22日を条例で「竹島の日」と定めてから2025年で20年になるのに合わせ、隠岐の島町で「竹島問題」の早期解決を求める集会が開かれました。 竹島領土権確立隠岐期成同盟会・浜田利長副会長: 「一日も早い竹島の領土権の確立を目指すことをここに宣言する」 11月9日、隠岐の島町で開かれた竹島領有権確立運動隠岐の島集会。 2025年で「竹島の日」条例制定20周年を迎えるのに合わせ、隠岐地方の町村長などからなる期成同盟会が領土権確立に向けた機運を高めるために開催し、地元選出の国会議員や島根県の丸山知事、隠岐の島町民など約500人が参加しました。隠岐の島町で大規模な集会が開かれるのは、14年ぶりです。 集会では、内閣府に竹島を所管する組織を設置することや、隠岐の島町内に国直轄の啓発施設を設置することなど、日本政府に求める5つの要望を盛り込んだ大会宣言が採択されました。その後、オリジナルの絵本を使って、長年竹島問題を語り継ぐ活動をしている杉原由美子さんによる絵本の読み聞かせも披露されました。 隠岐の島町は、今後も竹島の領有権の確立に向けて地元の意識高揚を図るともに、国への働きかけを続けたいとしています。
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