水森かおり、紅白リハで氷川きよしに目くばせするも気づかれず(一問一答)
<第75回NHK紅白歌合戦◇リハーサル(音合わせ)◇30日◇NHKホール>22回目の出場となる水森かおりは「鳥取砂丘~紅白ドミノチャレンジSP~」を歌う。取材会に登壇し、今の気持ちを語った。 去年、前代未聞の「演歌✕ドミノ」でご当地ソングを歌い上げた水森。今年は、鳥取県のご当地ソング『鳥取砂丘』のスペシャルバージョン『鳥取砂丘~紅白ドミノチャレンジ SP~』を披露する。去年よりもドミノの仕掛けの難度がアップ。倒れていくドミノによって「鳥取」の魅力満載の旅路を表現するという。去年のドミノチャレンジは、堺雅人がスターターを務め、大きな話題となったが、今回スターターを務めるのは誰なのか注目は集まる。 ――紅白への意気込みをお聞かせください。 今回は22回目の出場ということで今も誇らしい気持ちでダブルピースを出させていただいて、皆さんにもお気づきいただいてありがとうございます。来年は30周年の節目の年になりますので、また今年最高のパフォーマンスを全国の皆さん、世界の皆さんにお届けして、いいスタートが切れるようなパフォーマンスをお見せしたいなと思います。 ――昨年に引き続きドミノということですけれども、昨年は成功されましたがリハーサルなどを踏まえて、緊張感とかいかがでしょうか? 昨年よりもさらにパワーアップした仕掛けが去年よりもたくさんありまして、すごく歌っている私もドキドキするんですけど、私も今回やらなきゃいけないことがありますので、そこもそこもドキドキしています。 ――もう風物詩になるぐらいの感じですよね。 NHKのスタッフの皆様にもすごく手応えを感じたっていうことも教えてくださったり、またその年明け、どこに行っても「ドミノすごかったですね」ってたくさんの反応をいただいて、すごく嬉しかったです。数で言うと去年とさほど変わらないんですけれども、演歌界のけん玉と一緒で、ギネスを目指して一緒にいけたらいいなと思っています。 ――今までドレスを手がけられた桂由美さんが今年お亡くなりになりまして、感謝への思いを歌に乗せる気持ちもありますか。 そうですね。もちろん桂先生の意思を受け継がれたチームの皆さんが、今回の衣装も携わってくださって、いま着ているタコ柄も桂先生のなんですけど、鳥取はカニが有名なので、(選択を)ちょっと間違えちゃいました(笑)。おめでたい感じで同じ海の生き物なのでいいかなと思って(笑)。先生の想いはしっかりとドレスにも込められていると思うので、きっとどこかで見てくださってると思うので、先生の思いも込めて一生懸命させていただきます。 ――今年は仲良しの氷川きよしさんが復活されたということで、リハーサルなどで何かお話されましたか。 オープニングで同じ列に並んでいたので、ずっと目くばせをしたんですけど、全然気がついてくれなくて。ちょっとした休憩の隙間でお互い歩み寄ってハグをして。私が緊張していてすごい手が冷たかったんですけど、「すごい冷たい」と言って、自分が貼っていたカイロをくれました。相変わらず優しいなと思いながらいただきました。 ――今年1年を振り返って、漢字一文字でお願いできますか。 いろいろ考えたんですけど、1月1日に起きた輪島の震災、能登の震災が、私は「輪島朝市」という歌を2008年に歌わせていただいて、たくさんの皆様に力をいただいて、頑張ることができました。また今年も何度も被災地にお邪魔して、皆さんとたくさんのお話したり、歌を聞いていただく時間を作らせていただいて、輪島の「輪」かなと思いました。 今年は初めて本格的な時代劇にも挑戦をさせていただいて、里見浩太朗さん主演の『水戸黄門』に出演させていただいて、助さん役の原田龍二さんともデュエットもさせていただきました。本当にたくさんの方々との素敵な場、絆を作れた1年なので、やっぱり輪島の「輪」かなっていう。また今年は「鳥取砂丘」ですが、能登への思いも心に大切にしまって歌わせていただきたいなと思います。 ――ちなみに原田龍二さんが助っ人で来られる予定は? たぶん家にいらっしゃると思います。家族サービスをされるんじゃないでしょうか(笑)。でも、頑張ってくださいという連絡はLINEでいただきました。今回田中健さんも『水戸黄門』で共演させていただいてたんですけど、西田敏行さんの企画で歌われるということで、先ほどもお会いして、お話させていただきました。