夫の実家に「東北新幹線」で帰省! でも全席「指定席」が普通って本当? 自由席は存在しないの?
普段あまり新幹線に乗らない場合、全席「指定席」の新幹線があることを知らない人もいるでしょう。現在は「自由席」がない新幹線もあるため、東北新幹線を利用する予定のある人は、乗車予定の直前になって慌てないように、どうぞ本記事をご参考にしてください。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
東北新幹線の種類と自由席の有無
まずは東北新幹線の種類とそれぞれの自由席の有無について確認しましょう。東北新幹線には以下の6種類があり、自由席の有無は次の通りです。 「はやぶさ」:自由席なし(全車指定席) 「はやて」:自由席なし(全車指定席) 「やまびこ」:自由席あり(主に1~5号車が自由席) 「なすの」:自由席あり(基本的にグリーン車、グランクラスを除く全席) 「つばさ」(山形新幹線直通):自由席なし(全車指定席) 「こまち」(秋田新幹線直通):自由席なし(全車指定席) 上記のように「やまびこ」と「なすの」には自由席が設けられていますが、「はやぶさ」「はやて」「つばさ」「こまち」には自由席はありません。全席指定席の場合、自由席と異なり、立ちっぱなしでの長時間移動を避けることができるのはメリットですが、デメリットとして、直前になって予約を試みても「座席がもう埋まっていて乗車できない」といった事態も想定されます。可能な限り早めに予約を取るようにしましょう。
指定席の予約方法
指定席を予約するための方法を紹介します。まずはJRの「みどりの窓口」や「指定席券売機」で直接購入する方法です。不明点を駅員さんに聞きながら予約をすることができます。またインターネットでの事前予約も可能です。JR東日本の公式ウェブサイトや、スマートフォンアプリ「えきねっと」などを利用して予約を取得できます。特に「えきねっと」を利用すると手軽かつお得にポイントを貯めることができるため、おすすめです。
指定席の種類
東北新幹線には通常の「指定席」の他にも、ビジネスクラスの「グリーン車」や、最上級の「グランクラス」などがあります。 グリーン車は普通車指定席よりも幅広で、リクライニングの角度も深く、足元も広めです。 さらにグランクラスになるとより一層広々としたスペースが確保され、上質な移動が体感できます。乗車中に提供される専用のサービスもあり、ドリンクや軽食、新聞・雑誌のサービスなどを受けることも可能です。
帰省時には早めの予約を
本記事では、東北新幹線の各列車種別毎の自由席の有無や、指定席の予約方法、指定席の種類などについて紹介しました。列車の種類によっては、自由席という選択肢がなく、指定席を取ることが前提となることも多いです。そのため、直前になって予約を入れる際、「空いている席がない」と焦らなくて済むよう、事前に予約を取るようにしましょう。特に年末年始の新幹線は混雑が予想されます。帰省の計画がスムーズに進むよう、早めの行動が大事ですね。 出典 JR東日本 JR東日本の列車たち 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部
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