春の訪れとともに、気分も一新したい。「イメージチェンジをするなら、髪をばっさり切るよりも前髪をチェンジする方が効果的」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美（さとゆみ）さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子（八木ちゃん）さん。40代50代に髪のイメージチェンジの秘訣を紹介します。 【写真】毛先を10cm短くしたさとゆみさん

毛先の10cmより、前髪の1cmのほうが大事

イメージは前髪で決まる（どちらもさとゆみさん）

さとゆみ：春を迎えて、新生活が始まった人も多いかと思います。髪型変えたい時期ですよねー。 八木ちゃん：そうですね。新しい環境に慣れてくると、髪型チェンジしたくなる人もいるように思います。 さとゆみ：今回は、そんなみなさんに「イメージチェンジのコツ」についてアドバイスをお願いします。イメチェン関係で、なににがっかりするかって、「イメチェンに気づかれなかった」ときですよね。 八木ちゃん：あるあるですよね。自分でばっさり切ったつもりなのに、全然気づいてもらえないという話もよく聞きます。 さとゆみ：髪の長さってどれだけ変えても全然気づかれないことありません？ 八木ちゃん：そうなんです。胸下のロングの人が、ばっさり10cm、20cm切ってセミロングになったくらいだと、じつは多くの人は気づかないんですよね。 これにはちゃんと理由があるんです。人は、普段、相手の目を見て話をします。ですから、顔まわりや前髪の変化には気づきやすいのですが、それ以外の部分ってあまり意識していないことが多いんですよね。 さとゆみ：私は昔から「毛先の10cmよりも前髪の1cmのほうが大事」とアドバイスしています。ロングヘアの人なら、毛先を10cmカットするよりも、前髪をチェンジしたほうが、イメチェンがわかりやすかったりするんですよね。 八木ちゃん：とくに、ロングの場合は毛先ってバストのあたりになるじゃないですか。そこをじろじろ見るのは失礼なので、あまり人もよく見ていないんですよね。 ですから、イメチェンをするときに人からも「雰囲気が変わったね！」と思われたいのであれば、顔まわりの印象を変えるのはマストだとおもってください。