中国海警局、“台湾が実行支配”金門島近くの海域で巡回強化を発表
中国海警局は、台湾が実行支配する金門島近くの海域の巡回を強化すると発表しました。 周辺では台湾当局の追跡を受けていた中国の漁船が転覆し2人が死亡しており、中国側の対抗措置とみられています。 中国の福建省に近く、台湾が実行支配する金門島沖では14日、違法操業の疑いで台湾当局の追跡を受けていた中国漁船が転覆し、2人が死亡しました。これに対し、中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は17日、「台湾は中国領土の一部だ。」と述べた上で、台湾当局が管轄し中国船の航行を制限する「制限水域」などは「存在しない」と改めて強調しました。 また、中国海警局も「漁民の生命と財産を守る」として、周辺海域での巡回の強化を発表しました。転覆事故に対する対抗措置とみられています。 一方、台湾側の大陸委員会は、「中国との間の取り決めにより、中国側の船舶は許可なく台湾の制限水域に入ることはできない。」と反論し、今後も取り締まりを続ける姿勢を強調しています。 画像:台湾海洋当局ホームページより