プーチン氏、討論会でのトランプ氏主張を「支持」…ウクライナで「戦争を止めたいと本気で考えている」
ロシアのプーチン大統領は４日、１１月の米大統領選に向けて６月に米国で行われた第１回テレビ討論会の一部を視聴したと明らかにした。ウクライナ情勢を巡り共和党のトランプ前大統領が勝利すれば就任前に戦争を終わらせると主張したことについて、プーチン氏は「本気で言っているのは疑いようがなく、支持する」と持ち上げた。
訪問先のカザフスタンで開かれた上海協力機構（ＳＣＯ）の会合終了後、記者会見で語った。プーチン氏はテレビ討論会を「断片的に見た」と述べ、「トランプ氏がウクライナの戦争を止めたいと本気で考えていることは非常に重要だ」と指摘した。
プーチン氏は２月、露国営テレビのインタビューで、バイデン大統領とトランプ氏のどちらの勝利がロシアに望ましいかを問われ、「バイデン氏」と即答した。トランプ氏は当時、この発言について「素晴らしい賛辞だ」と歓迎していた。
