サーフィン全国大会 牧之原市で来年開催 国内最大規模 「念願かなった」地元喜び
日本サーフィン連盟が主催する国内最大規模の大会「全日本サーフィン選手権大会」の来年の開催地が牧之原市の静波海岸に決まった。16日、誘致に取り組んできた地元の競技関係者が杉本基久雄市長に報告した。榛原町時代の2001年以来24年ぶりとなる市内への誘致成功に、地元からは「念願がかなった」と喜びの声が上がった。開催時期は9月で調整している。 同大会は年間ランキングを競う同連盟主催の四大大会のうち入賞者への加算ポイントが高く、アマチュアサーファーから最重要視されている。1週間に全国から予選を勝ち抜いた1500人以上の選手が参加し、同行者や観客を含めた来訪者は1万人規模になる見込み。同連盟によると宿泊費などを含めた経済効果は20億~30億円と試算される。 同日、同市の静波サーフスタジアムで杉本市長に報告した同連盟静岡2区支部の有賀裕芳支部長は「静岡での競技普及という面でも大きな効果がある」と期待した。同支部の三輪真一委員は「多くの選手が設備の整った静波海岸での開催を熱望していた」と語った。 杉本市長は同大会を来年の市制施行20周年の記念事業と捉え、周辺での関連イベント開催を検討していると明かし「市として万全の受け入れ態勢を構築していく」と強調した。
静岡新聞社