カープ林晃汰 6年目、ホームランゼロの悔しいシーズン 新井監督が熱血指導 人一倍バット振り込む
広島ニュースTSS
カープです。 秋季キャンプで人一倍バットを振り込んでいた林選手に直撃しました。 この秋、人一倍熱い思いで練習に励む男がいる。 プロ6年目、林晃汰。 3年前は二桁HRを放つ活躍を見せたものの今シーズンは2度の二軍落ちを経験し、打ったHRは0本。 悔しいシーズンとなりました。 【カープ・林晃汰選手】 「スタメンで出ることもありましたし、代打も多かったのでいろんな形で出るというのが多かったのかなと思いますし、2回二軍に落ちて3回一軍に上がってきたというのも今年初めてだったので、二軍では結果が出せるけど一軍で安定しては出てないというのが課題だなと思いますね」 チームは9月。 歴史的な大失速でペナントレースはまさかの4位で終了。 それを受け新井監督は秋季練習から厳しい練習を課すことを明言していました。 【カープ・林晃汰選手】 「最初はめちゃくちゃきつくて、体にめちゃくちゃ負担というかいろんなところが張ったりとか。今までスイングしただけで張ったことないところまで張って1日目とか全身湿布だらけみたいな。そのときに気づいたのは自分はあまり体を使っていなかったんだなと思って、強くしていかないとだめだなと思って取り組んでいます」 監督の言葉通り、練習は初日からいきなり10本のポール間走やロングティーなどかなりハードなものに。 それでも林選手は全体練習が終わってからも監督が見守る中、一人居残りでバットを振り続けていました。 【カープ・林晃汰選手】 「1日目から監督や打撃コーチがシーズンの課題と周りから見た時の自分の印象だったりとかをそこを自分も言われて納得する部分もありましたし、取り組んでいかないとだめだなと思って秋季練習は居残り練習も多かった」 ほぼ毎日取り組んだ1時間にもわたる居残り練習。 その中で監督から教わったことは… 【カープ・林晃汰選手】 「強い真っすぐというのをどんな状況でも弾けるというのを1番のテーマにしてというところです」 今シーズン、林選手が放った11本のヒットのうち8本がストレート。 変化球を狙っている中でも林選手の強みであるストレートをいつでも弾き返せるように指導を受けていました。 【カープ・林晃汰選手】 「シーズン中に狙ってまっすぐを打つというのは今年はできたので、逆にまっすぐが自分にはあまり打ったらもう来ないので、そこで変化球をイメージして、それでもストレートは来るので、そこの真っすぐへの対応だったりとかというのを監督から言われて確かにと思って取り組んでいる」 秋季練習で見つけた課題。 実戦が多い秋のキャンプではその課題を打席の中で意識し、手ごたえを掴むとともに新たな課題も見つけています。 【カープ・林晃汰選手】 「逆に今だったらまっすぐは打てるという自信にもなってきていますし、そこをだんだん変化球に割合を増やしていっているというのが今の作業というか課題にしている。今だったらもっと遅く待ってもいけるなとか実戦でも良い入りができているかなと思います」 また、この秋のキャンプでは「とにかく試合に出て打席に立つこと」を目的に外野守備にも挑戦。 内野とは違った難しさも感じているようで。 【カープ・林晃汰選手】 「今年二軍では(外野を)6試合くらい守ったので守っただけなんですけど、外野は動く範囲だったり走る量も多いので難しいなと思って守っていますね」 Q:外野の守備について誰かに聞いたりは? 「外野手の人全員ですね。今これはどういう守備位置なのかとかカウントでどうなるのかとかは、いちいちずっと見て赤松コーチに聞いたりとかしています」 新たなことに取り組み、レベルアップを図る鍛錬の秋。 長打力を欠いたカープ打線、期待の大砲候補が来シーズンに向け高みを目指します。 【カープ・林晃汰選手】 「自分はやっぱり打ってチームに貢献しないといけない選手だと思いますし、守備も走塁も大事なんですけど、まずは打たないとと思う。来年の春のキャンプからしっかりアピールできるように継続してもっともっと強さを求めてやっていきたいと思います」 《スタジオ》 バッティングにおいても守備においても新しいことに挑戦中ということで、安部さんは、林選手をどう見ていますか。 【コメンテーター:元カープ・安部友裕さん】 「打たないと生き残れない。彼の特徴は何かというと打撃で入ってきてる。矢野選手があれだけ守備が良いということから使ってもらって打撃を磨いてとなりましたけど、林選手はいろんなポジションに挑戦するんだと、とにかく誰よりも打って出場機会を増やして行く、まずはそこからじゃないですか」 春のキャンプでの林選手のアピールに注目です。
広島ニュースTSS