「花が人々の生活に溶け込むものになれば」と店主の河端さん

　生花店「Luft（ルフト）」（山口市深溝今井、TEL 083-963-9480）が7月29日、山口にオープンした。（山口宇部経済新聞） 【写真】販売する生花 　山口市出身の河端（かわば）里咲さんが出店。河端さんは大学卒業後に東京で新聞社に就職した後、ドイツに留学しながら花き産業が盛んなオランダで生花の管理や表現の仕方などを学んだ。「大学時代に生花店でアルバイトをしていた時から、いつか自分で店を持ちたいと思っていた。東京と比べてのんびりしていたドイツに似た雰囲気の山口でやりたいと思い、今年5月にUターンして自宅横の空き家を活用して出店した」と話す。 　同店では、地元で仕入れた切り花（1本＝300円～）をメインに、花束やブーケ、フラワーアレンジメントなどを予算に合わせて提供する。「花以外でもお客さんの思いを表現できるように」と、河端さん自身が仕入れた外国製ポストカード（330円）や自宅の畑でとれた季節の野菜なども販売する。 　オープンからもうすぐ1カ月を迎えるが、河端さんは「若い人がインスタを見て来店してくれている。9月中旬以降にはオンラインショップを開設する。全国の人に花を届けることができれば」と笑顔を見せる。 　「誰かに贈る用も自分用にも、ファッションの一部のように花を選んで楽しんでもらいたい。型にはまらず、個性を表現できるようなものを提供していきたい」とも。 　営業時間や店休日はインスタグラムで告知する。