『降り積もれ孤独な死よ』“顔に傷のある男”笠松将が語る 名前を出さなかった理由とは?
成田凌主演の日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(読売テレビ・日本テレビ系)に登場する“顔に傷のある男”こと瀬川涼を演じている笠松将よりコメントが到着した。 【写真】冴木(成田凌)を襲う“顔に傷のある男”(笠松将) 本作は、講談社『マガジンポケット』で連載中の同名漫画を元にオリジナルの要素も交えてストーリーを展開するヒューマンサスペンス。 とある屋敷で13人の子供たちの白骨死体が見つかった通称“灰川邸事件”から始まった物語もついに第9話。灰川邸事件の生き残りである沖島マヤ(仲万美)の転落死、東優磨(カカロニ栗谷)の交通事故、そして、かつて灰川邸に住んでいた神代健流(杢代和人)の白骨死体発見……。そのすべてに灰川邸事件の生き残り・蓮水花音(吉川愛)の関与が疑われる。花音に一緒に逃げることを提案した元刑事・冴木仁(成田凌)だが、そこに“顔に傷のある男”が現れ、冴木に襲い掛かった。駆け付けた刑事・五味明日香(黒木メイサ)によって逮捕された”顔に傷のある男“。その正体は、花音が児童養護施設に預けられていた頃、まるで兄妹のように仲の良かった瀬川涼(笠松将)だと判明。灰川邸事件をはじめ、数々の事件現場に現れていたのはすべて「花音を守るため」だったことが明らかになった。 時に斧や刃物などを振りかざして、冴木たち登場人物に襲い掛かってきた瀬川。その行動の理由は意外にも愛にあふれたものだった。そして、今作でもう一つの話題だったのは、“顔に傷のある男”を演じているのは誰か。物語が進むにつれ様々な推理が立てられたが、瀬川を演じていたのが笠松だったことも明かされた。 笠松が名前を伏せ続けたのは一体なぜか。その経緯などを笠松本人とプロデューサーの中山喬詞が語った。 なお、『降り積もれ孤独な死よ』の最終回は9月8日22時30分より読売テレビ・日本テレビ系で放送される。 【笠松将×中山喬詞プロデューサー コメント】 ●“顔に傷のある男“の正体や、笠松将が演じていることを秘密にすることになった経緯 笠松:原作ではまだ名前が出ていないキャラクターなので、出さなくてもいいんじゃないかなと。 本当はもう最後まで出さなくてもいいと思っていたんですけどね。 ●アイデアは笠松将から 笠松:はい。快く承諾してくださいました。 中山P:ちょっと面白いことやりません? みたいなきっかけからでしたよね。 笠松:面白いことになればいいなと思って。少しでも楽しんで頂ければいいなと。 ●3~4話あたりの早い段階から気付いた人の反応を見て 笠松:ありがたいですね。でも全然違う方では?と言っている人もいて。そういうのを楽しんで頂ければと思っていました。 中山P:あの人かな?この人かな?みたいなね! DM届いたって言ってませんでした? 笠松:めちゃめちゃ、届きました。 中山P:全スルーしてたんですよね。そこについてはね。 笠松:隠し通そうと思って。 ●作品に対する熱い想いを書き綴ったファンクラブ向けのブログについて 笠松:そうした想いも含めて楽しんでもらえたらいいなっていう気持ちですね。 ●スタントなしだったという第4話で瀬川の服に火が付くシーンについて 笠松:そうですね。 中山P:結構、緊張感のある現場でしたよね。スタッフ、 キャストがギュッと一体感が出た感じがありました。笠松さんもそうした方が、顔も撮影できるから作品にとっていいなと考えてくださって。でも心配だし、大丈夫かなとは思いましたけど、笠松さんがやるって言ってくださったから、じゃあみんなで頑張ろうっていう空気が生まれて、現場に一体感が出た瞬間でした。 笠松:なんか色々やっていかないとつまらないなと感じていたので。鬼の自己満ですよ。マジで。僕はなんか楽しかったなっていう感じです。 中山P:エンドクレジットの話と一緒かもしれないですね。せっかくやるなら面白いことしようよと。今作を通してずっと。 ●“顔に傷のある男”という役柄も? 中山P:特殊メイクをどうするかという時も、「やるならとことんやりましょうよ」って感じでしたよね。打ち合わせでも。 笠松:そうですね。やるならやろうと。もうなんちゃってが多いじゃないですか、もう全てにおいて。それがもういいなって。もう何々風は、ミラノ風ドリアだけでいい(笑)。 中山P:ね。どんだけ時間かかってもいいから、やるならやりましょうって言ってくださって。 笠松:僕は別に顔めっちゃ出したいとか、めっちゃ名前出したいとかあまりなくて。なんか面白く思ってくれたらいいなみたいな感じでした。 ●面白く撮れたか 笠松:最高ですよ! 中山P:出演者の方の中で1番、撮影で色んな所に転々と行ってもらいましたね。 笠松:そうですね。一番行ってます。週1で。 中山P:ワンシーン30秒のためだけとかに。 笠松:でも楽しかったですよ、普通に。 中山P:往復4時間の移動で、撮影30分とか結構ありましたもんね。 ●最終話に向けて、視聴者に一言 笠松:最終回はぜひブラウン管の前で。 中山P:ブラウン管って今言わない(笑)。 笠松:最終回はぜひブラウン管の前で。 一家団欒で。 中山P:いつの時代(笑)。
リアルサウンド編集部