東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…サイバー攻撃がKADOKAWAの株価に与えた深刻な影響【前日の株価】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年6月28日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:住友ファーマ〈4506〉……前日比+30円(+8.00%) 【売買材料】 当日は特段材料見当たらず。6月26日(水)に産経新聞にて「iPS細胞製造の新工場を国内建設へ」との報道あり。また同記事内で、新社長に就任した木村徹氏が「昨年秋から営業体制などを見直し、今年4、5月は想定よりやや強含みの売上高を達成している」との発言が掲載されており、業績期待も高まっている模様。 2位:荏原〈6361〉……前日比+173.5円(+7.32%) 【売買材料】 6月27日(木)が権利落ち日で、当日は分割後の株価となって2日目。足元、権利取り狙いの買いに代わり、先端半導体分野での同社の活躍を期待した個人投資家の買いが集まっている模様。 3位:FPパートナー〈7388〉……前日比+167円(+6.06%) 【売買材料】 当日は特段材料見当たらず。東洋経済による報道を受けた連日の売りを経て、足元の株価に割安感か。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:プロレド・パートナーズ〈7034〉……前日比-64円(-9.40%) 【売買材料】 当日は特段材料見当たらず。 2位:KADOKAWA〈9468〉……前日比-218円(-7.79%) 【売買材料】 6月27日(木)同社がサイバー攻撃を受けた問題を巡り、ハッカー集団が犯行声明を出したことが伝わった。先行き不透明感の強まりが嫌気された模様。 3位:小林製薬〈4967〉……前日比-395円(-7.03%) 【売買材料】 日経新聞による「武見敬三厚生労働相は28日の記者会見で、小林製薬の『紅麹(こうじ)』原料を含む機能性表示食品による健康被害が疑われる死者が新たに76人判明したと明らかにした」との報道が嫌気された模様。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)