【MLB】ヤンキースがソトへのオファーを増額 引き留め失敗ならバーンズ、フリードなど大物投手補強へ
自軍からFAとなった今オフ最大の目玉、フアン・ソトとの再契約を目指しているヤンキースだが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ここ数日のあいだにヤンキースはソトへのオファーを増額したようだ。具体的な条件は明らかになっていないが、メッツやドジャースといった潤沢な資金力を持つ球団が争奪戦に参戦するなかで、当初のオファーでは引き留めが難しいと判断したのだろう。なお、ソトの引き留めに失敗した場合、大物投手の獲得に動くとみられている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 今オフのヤンキースの最大の補強ポイントは、何と言ってもソトとの再契約だ。ほかにもアンソニー・リゾ、グレイバー・トーレス、アレックス・バーデューゴ、クレイ・ホームズ、トミー・ケインリーといった主力選手がFAになっているが、ヤンキースは現時点ではソトとの再契約に注力している。FAになったアーロン・ジャッジと再契約した2022年オフと同様に、今オフも自軍のスター打者との再契約が補強の成否を分けることになるだろう。 とはいえ、ヤンキースはほかの補強ポイントを放置しているわけではなく、ヘイマン記者によると、コービン・バーンズとマックス・フリードの両投手にも接触しているという。まだ正式にオファーを出したわけではないようだが、ソトが他球団と契約した場合、即座に大物投手獲得へ移行する準備はしているようだ。おそらくソト資金を使って大物投手と大物打者を獲得するような流れになっていくはずだ。 米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、ヤンキースは先発左腕の補強を検討しており、フリードとともにブレイク・スネルもターゲットになっていたとみられる。しかし、スネルはドジャースと5年契約で合意したことが報じられており、獲得候補が1人減ってしまった。ヤンキースの最優先事項はソトとの再契約であり、ソト争奪戦が決着するまでの期間に有力選手を他球団に奪われてしまうのは仕方ないと割り切っているのだろう。