乃木坂46・櫻坂46・日向坂46「坂道グループ」 2023年の卒業メンバーとその後
■前身の欅坂46からを知るメンバー卒業が続いた櫻坂46
世代交代もささやかれる櫻坂46の2023年は、海外展開が目立った。7月には、フランスで開催の「Japan Expo Paris 2023」でグループ初の海外公演を達成。以降、アジア圏のマレーシア・クアラルンプール、フィリピン・マニラでのステージも実現し、日本から海外へと可能性を広げた。 一方、新境地を開拓するグループからの卒業を決断したメンバーもいた。2018年11月、前身の欅坂46時代に二期生として加入した関有美子は2022年12月に卒業を発表、4~6月開催の全国5都市11公演を巡った「3rd TOUR 2023」の福岡公演(4月30日)で行われた「卒業セレモニー」をもってグループの活動を終了した。卒業後は、バラエティ番組などに出演。裕福な家庭で育ったエピソードから“会長”と愛された姿はなおも健在だ。 8月には、欅坂46の結成当時からを知る一期生の土生瑞穂が卒業を発表。11月に千葉・ZOZOマリンスタジアムで2日間に及び開催した、1stシングル「Nobody's fault」リリースから3周年の公演「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」の初日、自身の「卒業セレモニー」(11月25日)をもってグループから卒業した。在籍中から続く女性ファッション誌「JJ」の専属モデル、「CLASSY.」(ともに光文社)のレギュラーモデルとして活躍。卒業発表時には「新境地を表現者として自ら切り開いていきたい」と述べ、活動の広がりも期待される。 なお、11月には、土生らと共に欅坂46の結成から歴史を支えてきた小林由依も卒業を発表。2024年1月31日~2月1日に開催の「小林由依 卒業コンサート」をもって卒業する。
■全員野球で一丸となる日向坂46からは一期生が卒業
4月、グループの“新たな聖地”とした神奈川県・横浜スタジアムで、2日間に及ぶデビュー4周年公演「4回目のひな誕祭」を達成した日向坂46。2024年4月には、再び“聖地“で2日間に及ぶ「5回目のひな誕祭」の開催が決定した。 一期生~四期生が一丸となってステージを作り上げた2023年。一期生の影山優佳は、7月に東京国際フォーラムで開催した「卒業セレモニー」をもって卒業した。前身のけやき坂46時代に受験のため活動休止し、日向坂46への改名後、2020年5月にグループ活動を再開。サッカー好きと知られ、在籍中に開催の「2022 FIFAワールドカップ カタール」では、関連番組出演の多忙ぶりから、SNSでハッシュタグ「#影山寝ろ」がトレンド入りするほど、話題を集めた。10月には芸能事務所・プロダクション尾木への移籍を発表し、スポーツ番組をはじめ精力的に活動。“上位2%のIQを持つ”という「JAPAN MENSA」の会員も公言、才女としてクイズ番組でも活躍する。 影山らと共にけやき坂46の一期生として加入した潮紗理菜は、11月リリースの2ndアルバム『脈打つ感情』の活動をもっての卒業を発表。8~10月に全国5都市10公演を巡った「Happy Train Tour 2023」後の追加公演として、神奈川県・Kアリーナ横浜で12月に開催した2公演の初日には、自身の「卒業セレモニー」が行われた。活動では、グループの“聖母”として愛された一方、幼少期を過ごしたインドネシアの伝統的な楽器”ガムランボール”をグループのレギュラー番組でネタにするなど、個性的なキャラクターを確立。卒業後の進路は「ゆっくり考えたい」と公言している。