「ウエストを削る努力をして、お尻と肩も鍛えた」格闘家・杉山しずか、“魅せる体”で挑んだコンテストを振り返る
10月20日、健康的な肉体美を競うボディコンテスト「BEST BODY JAPAN」(ベストボディジャパン/BBJ)の「首都圏大会」が埼玉・サンシティホールで開催された。そんなステージに女子格闘家の杉山しずかが初参戦し、マッスルモデル&フィットネスモデル部門レディースクラス(35歳~49歳)で優勝をはたした。ここでは、大会後の杉山のインタビューをお届けする。 【フォト】杉山しずかの格闘美ボディ
――今回、初のボディコンテスト挑戦になりました。実際に出場してみていかがでしたか。 「格闘技の試合とは全く違う緊張感でした。格闘技ではつねに相手との戦いなので、もっと周りの選手と『勝負』って感じなのかなと思ったら、協力し合って一緒にステージに挑む、同志みたいな関係なことを初めて知りました。それがすごい印象的でした」 ――出場のきっかけは、元祖アイドルレスラーであり、2022年にBBJ日本大会でグランプリを獲得した愛川ゆず季さんだとお聞きしました。 「はい。ゆず季ちゃんが2年前にグランプリになったんですけど、BBJに挑戦するって言い始めた時からその姿を見ていました。私は格闘技でチャンピオンを目指してやってきて、今はそれを達成することができたので、次の挑戦としてゆず季ちゃんみたいに輝きたいというか、がんばりたいと思って追いかけたところです」 ――愛川さんのどんなところに憧れましたか? 「努力する姿ですよね。ステージでは綺麗なところばかり見えますけど、体を変えるために努力してきたのを近くで見ていたので。まだ体が出来上がってない時から見ていて、本当に劇的な変化をしてきました。舞台に向けてがんばる。格闘技とはまた違う準備や努力をする姿にパワーをもらったので、そういうところが大きなきっかけでした。お母さんであり、他の仕事もある中で結果を残したのも素敵でしたね」 ――ボディコンテストに向けての体づくりは、格闘技とは違う部分もあったかと思います。 「前提としてきれいな体をつくることと、ポージングの繊細さが必要なのが新鮮でした。格闘技はどんな形でもいいから相手を倒せればいいんですけど、コンテストは美しさを競うものなので、戦う体と魅せる体は求められるものが違うなと思いました。こうした美しさというのは、女性としてなくてはならない部分なのかなと思いました」