【Steam NEXTフェス特集】超自由なサンドボックス続編『Streets of Rogue 2』オープンワールド世界でプレイヤーの遊びの幅はさらに向上!建築や運転も楽しいぞ
Steamにて、2024年10月22日まで近日登場ゲームの祭典「Steam Nextフェス2024年10月エディション」が開催中です。期間中はさまざまなジャンルのゲームの体験版が配信されるほか、開発者によるライブストリーミングなどのイベントが行われています。 【画像全33枚】 本稿ではその中でも筆者が注目しているゲームとして、パブリッシャーtinyBuild、デベロッパーMatt DabrowskiのオープンワールドサンドボックスRPG『Streets of Rogue 2』の体験版を紹介します! 『Streets of Rogue』がより自由にパワーアップ! 本作は、2020年4月30日にリリースされた『Streets of Rogue』の続編タイトルです。前作はランダム生成されるステージ内を、軍人や盗賊、コメディアンや宇宙人といった多彩な職業の持つ特技やアイテムを駆使してクリアしていくという非常に自由度の高いゲームでした。 続編となる『Streets of Rogue 2』では基本的な自由度の高さはそのままに、ゲームの舞台がより広いオープンワールド世界へとパワーアップ。さらに乗り物の搭乗や自分だけの家の建築なども可能になり、無限の遊び方が用意されたオープンエンド型ゲームへと進化しています。 デモ版で使用できる職業はシェフ・警官・軍人の3種類。本編の舞台となる都会から離れた島で、市長から象徴である帽子を奪い取ることがゲームの目的となりますが、街でクエストを受注したり、自由に破壊を楽しんだり、建築に勤しんだりすることもできます。 また、本作はキャラクターとワールドを個別で作る『テラリア』などに近い形式になっています。別のワールドでは初期クエストから受け直せるので、ひたすらキャラを鍛えたり、違う生き方を楽しめるようになっています。 いざシェフ生活!狙うは市長の首ひとつ 今回のプレイでは、今作の新職業である「シェフ」を選択しました。ゲーム開始時は海岸沿いで始まり、まず近くにいるレジスタンスリーダーに話しかけるクエストを受注します。 レジスタンスリーダーからは、受注した依頼のクリア方法、家の建築、料理など、さまざまなゲームの基本をクエスト形式で教わります。一連のクエストを進めると車も入手できるので、まずはこちらを進めることで本作の新要素を体験することができます。 ゲーム内では色々なNPCやコンピューターから依頼を受けられます。その内容は邪魔者を排除するものだったり、他のNPCからアイテムを入手することだったり、指定した家の家具を壊すものだったり、さまざまです。もちろん、このクエストの解決法はひとつではありません。 例えば「邪魔者の排除」という依頼を最も簡単にこなす方法は「対象を殺してしまうこと」ですが、もし話術さえあれば街を出ていくように説得もできるでしょう。また、強制的に騒ぎを起こして乱闘に巻き込んだりすれば、自分の手を汚さずに排除もできますね。職業・アイテム・環境。利用するもので答えは変わるのです。 名誉と信頼を勝ち取れば生活は楽になる ゲーム内にはさまざまな勢力が存在していて、プレイヤーにはそれぞれの好感度があり、プレイスタイルおよび初期職業で変化していきます。今回は選べない職業ですが“「ゾンビ」はすべての人間NPCと関係が悪い”などの数値も職業選択時にチェックできます。 また、依頼を成功させていくことで、町ごとの信頼度もアップしていきます。信頼がアップすることで、その街での活動がしやすくなります。破壊や殺人でカオスを極めるのもひとつの楽しみ方ですし、ひたすら依頼に励み“頼れる人”を目指すのもひとつの生き方です。 ちなみに筆者の初回プレイでは、レジスタンスリーダーをほぼ無視していきなり街へと向かいました。街で依頼を受けながらレベルとアイテムを稼ぎ、レベルアップでは「銃の弾丸が大きくなる」「燃える弾丸を発射する」のスキルを優先で確保。木造の家は壁を燃やせば簡単に侵入できるのです。 最終的には信頼や味方を得て、ほぼ怪しまれずに市長の元へと到達。残念ながら出会った市長は「帽子をくれ」という説得に応じず敵対してしまったので、最終的にはフロア全員皆殺しで帽子をゲットしました。シェフらしいことは何もやってないけど、これもひとつの生き方ですね。料理もしましたよ!市長殺害後に! 『Streets of Rogue 2』は、前作のステージクリア型の作品から、自由な生活を送りながら目的を果たすゲームへと変化しました。職業やスキル、アイテムを利用した幅広いプレイスタイルは変わらず、よりやり込めるようなオープンワールド作品になったことで、これまでとまた違った楽しみ方が用意されています。 ワールド設定では前作のミューテーション機能のほか、細やかなオプション項目も実装される予定です。デモ版でも登場予定の職業のデータやオプション設定などは確認できるので、気になる方はチェックしておくと今後の楽しみが増えるかもしれません。なお、日本語はほとんど文字化けしているのでデモ版は英語でのプレイを推奨します。 筆者は前作で全実績解除済みでそれなりにコアなプレイヤーですが、色々なテクニックは今作でも応用可能でした。広くなったフィールドは車があれば自在に動けますし、家を作ってカスタムしたり、農業や採掘・鍛冶関連のスキルもあるので、のんびりとスローライフ(ときどきカオス)を楽しむのもありかな、と考えています。 なお、今回の体験版に合わせて本作の早期アクセスリリース予定日が「2024年10月22日」から「近日中」へと変更されています。具体的なリリース日はあらためて発表するということなので、こちらも今後楽しみに待ちたいと思います。ちなみに、ワールド生成中に読み込みが止まる場合はシード値を変更すれば動くようになりますよ!
Game*Spark Mr.Katoh
【関連記事】
- オープンワールド犯罪サンドボックス『Streets of Rogue 2』が延期に…個人開発で高自由度ゲームを作る難しさ、しかしすぐに遊べるデモ版も配信開始
- ランダム生成オープンワールドサンドボックスクライムARPG『Streets of Rogue 2』早期アクセス開始日が現地時間8月14日に決定!
- なんでもありありオープンワールドクライムローグライク『Streets of Rogue 2』開発者に訊く―新クラスは探偵!?そして目指すは大統領!
- 前作から100倍以上のマップでハチャメチャ大騒動!?ローグライトACT『Streets of Rogue 2』最新トレイラー【gamescom2023 Future Games Show速報】
- HD-2D版『ドラクエ3』ファミリーコンピュータ版との“こんなに変わる…!”比較動画公開