水原氏解雇は想定外?「大谷翔平」インスタの影響力 フォロワー伸びた3つの時期、関係者のフォロワーも上昇
突然の結婚報告からの“盟友”水原一平氏の解雇……。MLBロサンゼルス・ドジャースに移籍して以降、大谷翔平選手の身辺が実に騒がしい。 【グラフで見る】大谷翔平選手や、水原一平氏のフォロワー数推移 「野球に専念したい」大谷選手は780万人以上のフォロワーを抱えるインスタグラムを通じて移籍や結婚を発表するなど、自身に関する情報を絶妙にコントロールしてきた。 ■水原氏のスキャンダルが噴出 大谷選手は、ドジャースや専属カメラマンなど“身内”アカウントのフォロワー数を増減させるほどの影響力があり、水原氏のアカウントも大谷効果で40万人超えのフォロワーを抱える。
巧みに情報発信をし、家族を守りながら野球に専念する体制をつくってきた中、大リーグ開幕という最悪のタイミングで水原氏のスキャンダルが噴出したことは、大谷選手本人にとっても痛恨であるかもしれない。 何かあるたびに、SNSを通して発表してきた大谷選手。大谷選手が情報のコントロールに活用したのが、2020年5月29日にアカウントを開設したインスタグラムだ。 最初の投稿では「これから皆さんと野球を通じて繋がるのを楽しみにしています」と記されている。コロナ禍で大リーグの開幕が2020年7月下旬に延期され、メディアの取材も規制されていたことがきっかけと考えられる。
ユーザーローカルのSNS分析ツール「ソーシャルインサイト」で大谷選手のアカウントを分析したところ、この1年でフォロワーが大きく伸びているタイミングは3度あった。2023年3月、2023年12月、そして2024年3月だ。 ※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください 2023年3月は、侍ジャパンに合流するために日本に向かうことを報告した1日の投稿を皮切りに、26日までWBC関連の投稿を10回以上行っている。
それまでの3年弱で29回しか投稿をしていないことを考えれば頻度がかなり上がっており、しかもほかの選手もしばしば登場するなど、試合の裏側の雰囲気がよく伝わってきた。 侍ジャパンのメンバーたちも大谷選手と一緒に映った写真をタグ付けして、自身のアカウントに投稿しており、侍ジャパンの快進撃も追い風に飛躍的にフォロワーが伸びた。 侍ジャパンの一員で、今シーズンからドジャースに移籍して大谷選手のチームメイトとなった山本由伸選手のアカウントを見ても、WBCの押し上げ効果が相当なものだったとわかる。