札幌インフル感染拡大 今年はワクチン接種少ない?「インフルはワクチンがありますので打ってほしい」
HTB北海道ニュース
段木涼太アナウンサー) 「いつもは授業が行われている時間ですが、教室には誰もいません。この学校ではインフルエンザが流行し、6年生が学年閉鎖となっています。」 札幌市清田区の北野台小学校。インフルエンザにかかる児童が急激に増え、11日から6年生が学年閉鎖に、2クラスが学級閉鎖となっています。 札幌市立北野台小学校 堀江仁校長) 「先週の前半はまだ少なかったんですが、後半から今週にかけてすごいスピードで広がったなという印象があります。」 インフルエンザの感染拡大で札幌市立の小中学校などでは11日、11校で学年閉鎖、29校72学級で学級閉鎖となっています。北野台小学校では子どもたちに手洗いのほか、のどがしっかり洗えるよう声を出しながらのうがいを呼びかけています。 札幌市立北野台小学校 堀江仁校長) 「マホーのうがいで、水を口にいれて上をむいたままマホーという感じで。まだまだ出席している子どもたちの中にも風邪気味だったり、他のクラスも欠席がありますので、引き続き基本的な対策、手洗いうがい、換気加湿をしながらこれ以上広がらないように対策を続けていきたいと思っています。」 札幌市豊平区にあるクリニックでは… 「ちょっと検査しますね。鼻からとります」 前日から熱が出てクリニックを訪れたという会社員の男性。 「インフルエンザのAですね」 検査の結果、インフルエンザに感染していたことが分かりました。こちらのクリニックでは先月末からインフルエンザの患者が増えているといいます とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長) 「11月の末からいきなりインフルが出て、1人出たら次に3人くらいボンと来るようになって、ただ今月に入ってからはコロナと半々くらいな感じなんですよね。」 先週金曜日に発表された札幌の1医療機関あたりのインフルエンザの患者数は「7.98」人。前の週の「2.72」人から急増していて、注意報レベルである10人に近づいています。懸念されるのは、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行です。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長) 「ダブル流行というか、一度にかかっている両方陽性でしたという人はいまのところいないんですが、色々な風邪が入り混じっているという感じですね。」 インフルエンザの場合はワクチンを打てば8割ほどの予防効果が期待できると言いますが、今シーズンはワクチンを接種する人が少ないといいます。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長) 「例年の7割かそれくらいしか申し込みがなくて。これからでも間に合うと思うので、ぜひ12月から例流行りますから、インフルに関してはワクチンがありますので打ってほしいなと思います。」
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