福島県北塩原村裏磐梯の諸橋近代美術館入館者6万人突破 2006年以来、18年ぶり
福島県北塩原村裏磐梯の諸橋近代美術館は7日、今年の入館者が6万人を突破したと発表した。6万人超えは2006(平成18)年以来、18年ぶりとなる。 9月1日まで開催した開館25周年企画展「サルバドール・ダリ―天才の秘密」、現在開催中の「コレクション・ストーリー」が注目を集め、県外からの来館者が増えている。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後の入館者は年間2万人台に落ち込み、その後は5万人台まで回復した。新型コロナウイルスの感染拡大で再び減少し、2020(令和2)年は3万人台となっていた。 開催中の「コレクション・ストーリー」は今月10日まで。スペインの芸術家サルバドール・ダリなどの所蔵作品を通じ、美術館創立者の故諸橋廷蔵さんや美術館の足跡を伝えている。 11日から来年4月中旬までは冬季休館となる。