スズキ、「GSX-S/R Meeting 2024」でまさかの新型2車種をサプライズ公開&展示 鈴木社長「来年は40周年記念を」
◆会場でお披露目された新型2モデル+正式発表されたカタナ
会場に展示されたのは2025年モデルのGSX-S1000とGSX-S1000GTだ。
GSX-S1000は、スーパースポーツバイク『GSX-R1000』のエンジンと車体をストリート向けにチューニングした大型車で、現行モデルは2021年より販売されている2代目。アグレッシブかつ前衛的なデザイン、出力を向上したエンジン、そして電子制御システム S.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を搭載することで扱いやすさとスポーティーなライディングを両立、ライダーの走る楽しさを追求したモデルとなっている。
今回発表されたマイナーチェンジでは、インストルメントパネルを5インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイに変更し、カラーリングを「トリトンブルーメタリック」「マットソードシルバーメタリック」「グラススパークルブラック」の3色に刷新。価格は150万7000円で、10月25日の発売となることが明らかに。会場には「トリトンブルーメタリック」の車両が展示された。
GSX-S1000GTは、ストリートバイクの大型二輪車『GSX-S1000』をベースにツーリング性能を高めた全く新しいコンセプトのスポーツツアラーとして登場。電子制御システムS.I.R.S.や、スマートフォン連携機能付の大画面フルカラーTFT液晶メーター等を採用し、日常での扱いやすさと長距離のツーリングにおける快適性や高速安定性を追求したモデルで、シャープなデザインも人気となっている。
新モデルではカラーリングを変更。新たに「パールビガーブルー」「キャンディダーリングレッド」「オールトグレーメタリックNo.3」の3色をラインアップする。価格は165万円で、発売は11月8日となる。会場には、新型カタナでも初採用となった「パールビガーブルー」の車両が展示された。
そして、会場には展示されなかったが、同日に正式発表となったのが、「GSX1100S KATANA」の系譜として誕生した大型ロードスポーツバイクの新型カタナだ。2019年に誕生した新世代のカタナは、初代の日本刀をイメージした外観を現代的に解釈し、角形のLEDヘッドランプや刀の切先をイメージしたLEDポジションランプ、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用するなどで唯一無二の個性を実現した。2022年にはS.I.R.S.も追加され、高い基本性能と扱いやすさを両立するモデルとなっている。