『デデデデ』全18話のアニメシリーズ版が誕生 映画版とは異なるラストに
2024年の3月に前章、5月に後章が劇場公開された映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のアニメシリーズ版(全18話)が、12月4日に発売される同作のGAGA★ONLINE STORE限定コンプリートBOXに収録されることが決定した。 【写真】『デデデデ』GAGA★ONLINE STORE限定販売 Blu-ray コンプリートBOX(6枚組) 原作は、2014年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載が開始された浅野いにおの同名漫画。突如東京上空に巨大な宇宙船、通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの姿を描く物語だ。第66回小学館漫画賞一般向け部門、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したのち、2022年に全12集をもって完結を迎えた。 映画版では、担任教師の渡良瀬に思いを寄せる女子高生、小山門出役を幾田りら、門出と小学校以来の親友で、戦争ゲームオタクゆえ日常的に寝不足の女子高生、“おんたん”こと中川凰蘭役をあのが務めた。 また映画版の後章の結末は、原作者の浅野が劇場用に自ら描き下ろしたシークエンスで、原作とは全く異なる衝撃のラストで幕を閉じたが、今回完成したアニメシリーズでは、門出と凰蘭の16年後のもうひとつの世界線までもが全18話として描かれる。 あわせてティザー映像も公開。凰蘭の兄・ひろし(CV・諏訪部順一)と大学受験を控えた女子高生・ゆみんばとの出会いを描いたエピソードや、黒煙地帯に住む母娘を取材するジャーナリスト・ケイトのエピソード、母艦爆発のあった「8・32」以降の荒廃した世界で縦横無尽に暴れるロボットのバトルなど、映画版では描かれなかった原作で人気のシーンの数々が収められている。 さらに、本アニメシリーズ版の初披露の場として、11月に「アニメシリーズ(全18話)一夜限定オールナイト上映イベント」の開催も決定。日程および登壇者など詳細については、公式サイトにて発表される。
リアルサウンド編集部