浅野忠信×瀧内公美「レイブンズ」夫婦の姿を捉えた新写真、監督マーク・ギルが絶賛
映画「レイブンズ」より、新場面写真とキャストの浅野忠信、瀧内公美を捉えた特写が解禁された。 【画像】「レイブンズ」監督マーク・ギルが浅野忠信、瀧内公美を捉えた特写 本作は、実在した天才写真家である深瀬昌久と妻・洋子の芸術と愛を追い求める50年が描かれたダークファンタジー・ラブストーリー。浅野が深瀬、瀧内が洋子を演じた。「イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語」のマーク・ギルが深瀬の作品に衝撃を受け、9年の歳月をかけて映画化を実現させた。 元フォトグラファーであるギルは、深瀬の名作の1つである「屠」シリーズに影響を受けて浅野、瀧内を特写に収めた。同シリーズは、日曜日の屠殺場で唇を白く塗り、黒いマントを着せられた洋子を被写体にして撮ったモノクロームの写真群である。 ギルは浅野について「深瀬を完璧に作り上げています。役に対するコミットメントや彼の知性と誠実さは恐るべきものですし彼は最高の相棒です」と、瀧内の印象を「女優の仕事にひたむきであり、とても頭のよい女性です。公美の演技が大好きです。彼女はスクリーンに光を与えてくれます」とそれぞれつづった。浅野・瀧内によるコメントも以下に掲載している。 「レイブンズ」は2025年3月よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国でロードショー。 ■ マーク・ギル コメント 浅野は深瀬を完璧に作り上げています。役に対するコミットメントや彼の知性と誠実さは恐るべきものですし彼は最高の相棒です。彼は私の脚本を想像もしていなかった高みに引き上げてくれたし深瀬に繊細さをもたらしてくれました。本当に深みのある深瀬になりました。彼の仕事ぶりを愛しています。浅野は人間としても素晴らしい人です。 2022年のロケハン時に公美と会って彼女のひととなりが分かりました。それはとても有意義でした。彼女は女優の仕事にひたむきであり、とても頭のよい女性です。公美の演技が大好きです。彼女はスクリーンに光を与えてくれます。 まず日本の観客のことを思ってこの映画を作ったつもりです。そして、それが世界中の観客にもアピールできるものであれば幸せだと。 ■ 浅野忠信 コメント 素直に深瀬昌久さんを演じようと思いました。台本に描かれている事がとても魅力的だったので、それを感じたままに演じることを心がけました。恵比寿でちょうど深瀬さんの写真展がやっていたので見に行きました。どうして日本ではあまり有名じゃないのかが不思議なくらい素晴らしい写真ばかりでしたし、探究心なのか? 直感でそこにあるものの魅力を見つけるのが上手いのか? なぜなのかわからないですが、そこにある圧倒的な魅力を写真に収められるのが凄いなと思いました。1人の時間を過ごすのが上手そうな方だなと思いました。 ■ 瀧内公美 コメント 洋子さんはクレイジーな面があると聞いていましたが、私は脚本を読む限りそういう風には思いませんでした。ハイテンションな部分があったとしても奇抜なことをしない、そういうことを最初は大事にしていました。 浅野さんとお芝居している時に、脚本に監督の狙いが書いてあったとしても、浅野さんはそれを敢えて外し、アプローチを変えていると感じたことがあり、ああ、私はそれに生々しく反応していけばいいんだと思いました。自分で洋子像を作っていましたが、それを削ぎ落としていく作業に変わっていき、目の前で生きる深瀬とどう対峙するのかを常に大事にしました。今日はどんな深瀬さんと出会えるのか、わたしの毎日の楽しみでした。 (c)Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, The Y House Films