大阪桐蔭高・畠中外野手

◇５日　秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選・準々決勝　大阪桐蔭１５―０関大一＝５回コールド（大阪シティ信用金庫スタジアム） 　来春センバツ（第９７回選抜高校野球大会）につながる秋季近畿地区大会への出場を懸けた大阪府予選で、今年の春夏甲子園出場の大阪桐蔭は１２安打で１５点を奪い、５試合連続のコールド勝ちでベスト４入りを決めた。投げてはプロ注目の最速１５１キロ右腕でエースの森陽樹投手（２年）が４イニングを１安打、６奪三振の無失点だった。 　打線は３番の畠中（はたけなか）健太中堅手（２年）が、初回に右翼へ先制の三塁打を放つなど３打数３安打の４打点とけん引した。西谷浩一監督は「たまたま今日はうまくいきましたが、明日はどうなるか分かりませんから。（手応えは）ないですね、全然。個人の力というより、つながりでやっていきます」と気を引き締めた。 　西谷監督から「もっとチームの軸になってもらいたい」と期待を寄せられる畠中は「１打席目に良いチャンスで打てたのは良かったと思います」と話した。クリーンアップとして「みんなが打てないときでもチャンスで１本打てるように」と自覚を持つ。 　連戦となる６日の準決勝の相手は、今春の大阪大会で敗れた大阪学院大高。畠中は「その試合はスタメンで出させてもらって負けました。その悔しさを持ち、自分たちは決して強くないので、１回から攻めていけるように頑張りたい」と意気込んだ。