【超速報】頂点はIBUSHIGIN・翔選手!スト6公式大会・2024「WORLD WARRIOR JAPAN」第1回 優勝者インタビュー
「ストリートファイター」シリーズのカプコン公式世界大会「CAPCOM CUP」。その出場権がかかった大会群「CAPCOM Pro Tour 2024」の1つ、「WORLD WARRIOR(ワールドウォリアー) JAPAN」の第1回が7月28日、オンラインにて開催され、714名のエントリーの中から、FUKUSHIMA IBUSHIGIN所属の翔選手が優勝に輝いた。 【動画】2024「WORLD WARRIOR JAPAN」第1回 Grand Finalには、全勝のWinnersから翔選手が、Losers Finalからはおらりん選手が進出。奇しくもWinners Finalの再戦という構図に。 1セット目は翔選手の豪鬼が先取するも、2セット目ではおらりん選手のケンがすかさず取り返し1-1に。2-2となった5セット目、翔選手は使用キャラを豪鬼からベガに変更。決着となった2ラウンド目は鮮やかなパーフェクトKOで会場を沸かせた。 ■優勝者・翔選手インタビュー ――優勝の感想を教えてください。 【翔】まさか優勝できるとは思わなかったので、めちゃくちゃうれしいです。(アメリカで開催された)EVO帰りで時差ぼけがひどくて、日中眠くてあんまり練習できていなかったんですが、トーナメントでは自信がある組み合わせに当たったので、そこはすごく運がよかったです。 ――長丁場でしたが、今日一番厳しかった試合や印象に残っている相手を教えてください。 【翔】初戦からマスターの人と当たって、いつ負けてもおかしくなかった。全員しんどかったです。 その中でもおらりんさんは力強いプレイで、Winners Finalでは3-1、Grand Finalでは3-2で勝てましたがちょっとこっちがミスしていれば逆の(スコア)になっていても全然おかしくなかったので、そこを勝ち取れたのはよかったです。 ――決勝で戦ったおらりん選手は23歳と、若手プレイヤーが台頭してきていると思います。翔選手としての印象を教えてください。 【翔】僕自身も実績を積み出したのは去年からという部分があるんですが、(ストリートファイターVから6に)ゲームが変わったのが一つの大きな要因かなと思っていて。おらりんさんも6以前からのプレイヤーなので、これまでの経験値が6になって花開いてきてるのかなって思います。 ――今回使用した豪鬼とベガの運用の基準は? 【翔】今日は基本的に「このキャラには豪鬼、このキャラにはベガ」と役割分担を決めていたんですけど、Grand Finalの最後の最後、2-2でリセットがかかるタイミングになったらベガを出そうと決めていました。 ――ともに実装から日の浅いキャラクターですが、練度の確保や練習方法はどのようにしていますか? 【翔】もともと豪鬼使いというのはあるのと、これまでJPを使っていた経験値が豪鬼とベガに生きてるんじゃないかなと思います。また、僕には1キャラでやっているイメージがあるかもしれないですが、ストIVの頃から結構いろんなキャラを使っていて。それこそお遊びで溜めキャラを使ってみたり。新しいキャラを使うことに抵抗がないのがアドバンテージなんじゃないかと思いますね。 練習方法では、(キャラ間の)混ざりを対策するのであれば、同じ相手に対していろいろなキャラを試して、組み合わせで攻略するのであれば、このキャラにはこのキャラを使うと決めてスパーする感じです。 ――複数キャラの運用は今後も続けていかれるのでしょうか? 【翔】個人的な感想なんですけど、JPも豪鬼もベガも、(相性が)キツいキャラはキツいと思っている3人なので、複数キャラを使うことで相互に弱みを補完できたらいいなと思っています。 ――今後はEsports World CupやSFL開幕が控えています。これからの抱負を教えてください。 【翔】今回の優勝ですごく自信はついたので、この調子でいろんな大会も勝てるように頑張っていきたいと思います。 ■TOP4の試合結果 ■Winners Final ×おらりん選手(ケン) 1-3 翔選手(豪鬼)〇 ■Losers Semi-Final ×立川選手(エド) 2-3 えびはら選手(エド)〇 ■Losers Final 〇おらりん選手(ケン) 3-0 えびはら選手(エド)× ■Grand Final 〇翔選手(豪鬼、ベガ) 3-2 おらりん選手(ケン)× ■「WORLD WARRIOR JAPAN」とは? 今回で11回目となる「CAPCOM CUP 11」。競技タイトルはシリーズ最新作「ストリートファイター6」(以下、スト6)で、WORLD WARRIOR JAPANでは7月から12月にかけて5回の通常大会が行われる。各通常大会を終えて総獲得ポイントのもっとも多かったプレイヤーはCAPCOM CUP11の出場権を獲得。また、累計ポイント順位の上位8名は2025年1月に東京・上野の「esports Style UENO」で行われるWORLD WARRIOR JAPAN決勝大会に進出し、その優勝プレイヤーもCAPCOM CUP11へ出場することができる。 (C)CAPCOM