忍者姿で「甲賀流」除草の術、滋賀の水口城跡の石垣で委託業者が水堀から石垣9m這い上がる
滋賀県甲賀市は16日、水口城跡(県史跡)の石垣で除草作業を始めた。年末恒例だが、今年は初めて作業員が忍者姿で登場。夏場に石垣の隙間から生えた草を取り除く様子は、まるで城に忍び込むかのようで、市民らが足を止めて見入っていた。
この日は、角櫓(すみやぐら)を復元した水口城資料館が立つ石垣の一部で作業。市が委託した業者の3人が、市観光まちづくり協会が貸し出した「甲賀流」の忍者装束に身を包み、命綱を頼りに水堀のボートから高さ約9メートルの石垣をはい上がりながら、草を次々と引き抜いていった。作業は18日も行われる。