清原果耶&佐野勇斗&吉川愛&見上愛&望月歩、大学生を演じる5人が現場のムードメーカーを告白 褒め言葉に佐野「もう少しもらっていいかな?」
10月20日(日)より放送スタートする、清原果耶が主演を務めるドラマ「マイダイアリー」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)。同作の制作発表会見が10月19日に都内にて行われ、清原、佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩が出席した。 【写真】「現場のムードメーカーは?」の質問に指を差し合う清原果耶、佐野勇斗ら ■大学生男女5人の等身大の姿を丁寧に紡ぎ出す 同作は、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える大学生男女5人の等身大の姿を描くヒューマンドラマ。社会人1年目の主人公が、日々の些細な出来事をきっかけに大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした男女5人の群像をノスタルジックに紡いでいく、完全オリジナルストーリーとなっている。 清原は、自身が演じる恩村優希を「優しさって何だろうっていうことをずっと考え続けてきている女の子」と表現。「優しいにもたくさん種類があることを知っていて、かつそれを自分事だけにせずに誰かにあげたりもらったりすることをすごく丁寧に考えられる女の子で、そこが魅力」と説明する。 優希が通う大学の理学部数学科に編入した徳永広海役の佐野は、「今回すごく数学が得意な、世の中ではギフテッドと言われているものを持っている少年の役を演じてるんですけど、ただみんなと違う“少し数学が得意”っていうことがあるだけで、周りに馴染めなかったりっていう少し寂しい思いをしてきた過去を持ってるんですけど、そんな広海がこの5人と出会って、どう成長して何を感じて生きていくのかっていうのを、皆さんに見てもらえたらなと思います」とアピールした。 ■撮影の合間は「他愛もないことを話したりもするし、お絵かきしたりもするし…」 今作で大学生役を演じる5人。撮影でそろったときにはまるで本物の同級生かのような雰囲気だと言い、撮影の合間の過ごし方について清原は、「他愛もないことを話したりもするし、お絵かきしたりもするし…」と、白石まひる役の吉川、長谷川愛莉役の見上とお絵描きを楽しんでいると明かす。 一方の佐野と望月という男性キャスト陣が何をして過ごしているかと問われると、佐野は「仲良く喋ってますよ?」とどこかあいまいな回答。「喋っているんですけど、何を話しているかと言われると全然覚えていないというか何と言うか…(笑)」と話すと、吉川が「家族とかと話していても何を話したか覚えていない感じなので、本当に今話したいことを個々に話すっていう」と語り、気兼ねなく話せる間柄であることが明かされていた。 ■見上の言葉に佐野「公で言ってくれてありがとう」吉川は清原へ“告白も” また、今作では望月演じる和田虎之介が5人の中でのムードメーカーとして描かれているが「現場でのムードメーカーは?」と質問された5人。「指差してみよう」という提案をきっかけに一斉に発表すると、佐野に清原・見上・望月の3票が集まる結果に。 見上が「みんなに話を振るのがめちゃめちゃ上手で。初日はみんな緊張してどのぐらい喋っていいんだろう?とか、今話しかけていいのかな?みたいな絶妙な距離感がありましたけど、そのときもみんなに平等に話を振ってくれて、全員が一つの輪になれるような空気を作ってくださるので、そういう方がきっとムードメーカーって言うんだろうなと思って」と褒めると、佐野は「公で言ってくれてありがとう」と満足げな表情。 続く清原は、「タイプが違うんですけど2人とも明るくて、お二人が現場にいると空気自体も明るくなる」と見上と佐野を指名する。 さらに望月は「本当のこと言うと、みんなそんな感じはするんだよね」と話しつつ、「それぞれがちょっと変わってるというか、『この人のここが面白いな』って部分がそれぞれあるんだけど、人に配るのが佐野くんかなってイメージ」とコメント。 それぞれから褒め言葉をもらった佐野へ望月が「褒めるのはこれぐらいでいいかな?」と呼びかけるも、「もう少しもらっていいかな?」とちゃめっ気たっぷりに返答。そんな佐野は、ムードメーカーは見上だと回答し、「結構オープンに教えてくれるので、そこで1個、緊張というか警戒が解けた感じがして僕の中では大きかった」と、明るさで場が和んだことを明かしていた。 また、吉川は「引っ張るのはそっち2人(佐野と見上)だと思うの」と明かしつつ「ザ・軸にいるのが果耶ちゃんだから」と清原をセレクト。「すっごい面白いこともしてくれるし、私がすごいくだらないことについて真剣に話したときもちゃんと真剣に乗ってくれたの」と清原のすてきな一面を披露。 「いるだけで笑顔になれるというか。すごく好きなので」と“告白”に似た思いを明かし、佐野から「好きなので、って言った?」とツッコまれていた。 ■将来に悩む若者へ真剣なアドバイスを また、会見内では、来場者から事前に募集した質問にキャスト陣が答える場面も。 現在大学2年生だという質問者から「やりたいことやなりたい職業が決まっていなくて悩んでいます。皆さんは将来やりたいことや目標をどのようなタイミングで決めましたか?」と投げかけられる。 清原と佐野は10年ほど、吉川や望月はそれ以上の芸歴を持つことに触れられ、佐野から「いつこの業界で腰を据えようと思った?」と振られた望月が「自分は、昔は嵐になりたくて」と憧れを告白すると、周りからは驚きの声があがる。「それでダンスとかをやっていて、そこでお芝居に触れるきっかけがあって、気づいたら楽しくてずっと続けてるって感じだから、ここっていうのはないかもしれないです」と語った。 続く吉川は「私は小さい頃からやってたので、あんまりちゃんと決めるというか、流れに身を任せる人間なので、身を任せてたらまだやってます」と話し、「自分的には、本当に嫌だったらやっていない性格なので、身を任せてよかったなと思ってます」とコメントした。 同じく清原も明確なタイミングはあまりないと話し、「いつも応援してくださってる皆さんのおかげで楽しく今もお仕事させていただいているのもありますし、選択を迷ったときは、辞めたい理由よりも続けたい理由の方が多ければ頑張るって決めていていて、それを基準に考えているかもしれない」と、進む道を選ぶときの指標を明かしていた。 一方の佐野は、「高1から芸能界で頑張りたいと、明確に決まってました」と決意のタイミングがあったと話す。さらに、「今、目標とか夢がないって人をよく見かけるんですけど、何でもいいからやってみた方がいいのになって思います。面倒くさいなっていうのを一歩抜けて、やってみてください」とアドバイスを送っていた。 続く見上は、ほかキャスト陣と比べて業界に入ったのが遅いと言い、「大学受験に向けてプロセスを踏まなきゃいけないときに、運良く舞台を見ることにハマって、演出家をやろうと思って」と経緯を告白。 「いろいろあって今出る方に変わっていますけど」と話しつつ、「目標とかやりたいこととかめちゃめちゃ変わっていいと思っていて。決めたからそれを達成しなきゃとか、そういうのをやらなくていいって思ってるからこそ、結構気軽にこれやってみようって私は思えているんですよ。失敗してもいいだろうという気持ちもあるし。だからさっきもおっしゃってたけど、ちょっと気軽に一歩踏み出すみたいな、何かしらやってみたら向いてるとか好きとかあるかもしれない」と質問者への言葉を送っていた。 最後に、清原が「いよいよ明日10時15分から放送開始となります。たくさんのスタッフキャストの皆さまと、日々の尊さってなんだろう、人への優しさってなんだろうって考えながら、丁寧に紡いできた作品です。ぜひ皆さまのお守りのようなドラマにこの作品がなっていってくれるとうれしいなと思いますし、それこそ生きていて落ち込むこととか後悔することとかたくさんあると思うんですけど、そんなことも全部これからだったり今の自分に繋がっていくと信じて、大きなことを言いますが、生きていってもらえたらうれしいなと思います」と語りかけ、会を締めくくった。