ちょっと恥ずかしい「打つとこ撮って」 ラウンドでもスイングを動画で確認したほうがいいの?
練習とラウンドのスイングを比較すると良い
最近はスマホで手軽に高画質の動画が撮影できるようになったため、練習場で自分のスイングを撮ってチェックしている人をよく見かけるようになりました。 【写真】意外と分かってない? 同伴者が打つとき「立っていい場所」「ダメな場所」
スイングを動画でチェックするのは上達には効果的で、ネット上にあるプロのスイングと比較したりもできます。ティーチングプロのレッスンでもスイングを撮影して、その動画を見せながら修正点をアドバイスする方法は一般化しています。 では、練習場だけでなくラウンドでもスイングを撮影するべきなのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは以下のように話します。 「練習場では良いショットをたくさん打てるのに、ラウンドではそれができないというゴルファーは多いのではないでしょうか。そのような人は、ぜひラウンドでも動画を撮って、練習時のスイングと比較してみてください」 練習場と実際のラウンドでの変化が大きい人には、ある共通点があるといいます。 「よくあるのは、フィニッシュが決まっているか否かです。練習場では、正しいフィニッシュがとれていても、ラウンドになると平らな場所から打つティーショットでもフィニッシュが決まらずに、右足に体重が残ったままの形になっている人が多くいます」 「実際に私のスクール生で、練習場ではしっかりとしたフィニッシュが取れているのに、ラウンドレッスンになるとフィニッシュが取れていない人がいました。その場ですぐ指摘したのですが、理解してもらえず、スイングを撮影してどんな状態になっているかを見せると、欠点に気づいてもらえました」
スロープレーにはならないようにする
梶川プロは「動画を撮影する際は、スロープレーにならないように」と注意を促します。 「動画は三脚などを使用せず、同伴者に撮影してもらうようにしましょう。三脚などは、設置する時間やその後の片づけに時間がかかってしまいます。練習場では問題ありませんが、ラウンドではスロープレーの原因になってしまいます」 ラウンドで調子が悪いと感じた時は、スイングが崩れている可能性があります。そのような時は練習場でのスイングと比較してみると、調子が悪い原因が分かるかもしれません。 また、午前と午後の両方を撮影してみると、疲れが出てきた時、どのようにスイングが変わってしまうのか気づけるかもしれません。
ピーコックブルー