西岡徳馬が明かす「SHOGUN」ギャラ事情 エキストラ大学生が600万円稼ぐ
〝米テレビ界のアカデミー賞〟と言われるエミー賞で史上最多18部門を制覇した配信ドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)で、日本人エキストラが超破格のギャラを手にしていた。出演した俳優・西岡徳馬(78)が5日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演し明かした。 西岡は、徳川家康がモデルの大名・虎永(真田広之)を支える将軍役。コロナ渦真っ最中の2021年夏から8か月間、1度も帰国せずカナダ・バンクーバーでのロケに参加した。 日本が舞台の大作となれば、当然必要になるのが日本人エキストラだ。声を掛けられた現地在住日本人が結構出演していて、西岡が知り合いになった家族からも1人、重要なエキストラに抜擢されたという。 「そこの友達の家の長男が応募したら、虎永って真田君がやってる殿様の横にいる小姓(雑用係)の役になった。でも座ってるだけじゃない? で、彼は大学生で、芝居もやったことない、何もやったことない、で、着物も着たことない。全部着せてもらって、ただそこに座ってるだけ」 ただ、米ハリウッド制作ドラマだけあって、ギャラ関係がしっかりしている。西岡によれば、撮影が押して時間超過に待った場合、スタッフのギャラは残業8時間を過ぎると1・5倍、12時間過ぎると倍になるそう。 お小姓役の若者の母親は、西岡に「ウチの息子は親孝行ですよ。『SHOGUN』だけでギャラが600万(円)稼ぎました」と告白。それを聞いた周りの俳優も「えっ? 俺たちよりいいんじゃない?」と驚いていたという。 「『このシーンは出てなくていいから』っていって、外れて寝てるじゃない? それでも発生するからね、ギャラは。(撮影に)行った時にサインして、で終わった時にみんなサインさせられるから。そうすると全部(拘束)時間で計る。結構彼は映ってたね。だけどセリフもないから。座ってるだけだから」と西岡は説明。 その若者は「芝居が面白い、面白い!」となっていたという。
東スポWEB