のどごしまで甘いクロワッサン!?秘密は東京の名店から取り寄せる濃厚な小麦粉にアリ
パンのプロ達が認めるパン。それはまさに至高の味です。悔しいけどうまい!パン屋さんの店主が認める極上のパンを、数珠つなぎで紹介するのが「人気ベーカリーが認める!絶品パンリレー」。今回は、スイーツのような甘さを持つ2店のパンを紹介します。 【動画】のどごしまで甘い!?高級小麦粉を使用した濃厚クロワッサンがこちら【3分39秒~】
のどごしまで甘いクロワッサン?原点は東京の有名店バゲット
愛知県一宮市にある人気ベーカリー「グルマンヴィタル」のディレクター鈴木誠也シェフに、最近食べて感動したパンを尋ねました。 (グルマンヴィタル・ディレクター・鈴木誠也シェフ) 「(愛知県)大口町にあるマツオカパンのクロワッサン。すっごいうまいなと。のどごしまで甘い、舌で砂糖の甘みは感じる。のどの奥で感じるってない」 パンの感想ではなかなか聞かない"のどごし"の正体をつかむため、5年前にオープンした「マツオカパン」へと向かいます。ショーケースに並ぶパンのコンセプトは"上質な素材で作る定番パン"。濃い味わいに定評がある、平飼い卵で作るカスタードクリームパン、北海道産小豆とオーガニックシュガーで炊き上げた自家製つぶあん入りのあんぱんなど、とにかく素材の味にこだわるパン屋です。「マツオカパン」の松岡一貴店主に、素材の味に目覚めたきっかけを尋ねました。 (マツオカパン・松岡一貴店主) 「専門学生時代に食べた東京『VIRON』、有名店のバゲットが忘れられなくて。作れるようになりたくて、働きに行った」 一日に1000本近くものバゲットを売るという、パン通の間では知らない人がいない東京の名店「VIRON」のバゲットの味に感動し、そこで修業を積んだといいます。
"のどごし"の秘密は東京で惚れ込んだ小麦粉!
学生時代に食べたバゲットへの思い入れはとにかく強く、独立してから使っている小麦も、東京の「VIRON」と同じもの。他の小麦粉を使うことができないほどほれ込み、値段が他の小麦粉より2~3倍高くても「VIRON」と同じ小麦で作るというこだわりを貫いています。 そんな中、今回推薦されたのが「マツオカパン」の看板メニューでもあるクロワッサンです。高価な小麦を使いながらも価格を抑えた、松岡シェフ渾身のパン!喉ごしまで甘く感じられる、豊かな味わいの秘密はやはり「粉」にあるそうで、100%「VIRON」の小麦粉を使用し、クロワッサンを作っています。 (マツオカパン・松岡一貴店主) 「小麦の良さも生かしながら、程よくバターが香る」 目指したのはバターだけでなく、小麦粉の甘みまで感じられるクロワッサン!まさに推薦された通り、のどごしまで甘い、常識を覆す新境地の味わいです。