【フィルタリング機能は設定すれば安心…ではない?】子どもたちにとって身近な“スマホ” 潜む大きなリスクに専門家は
FCT福島中央テレビ
県の調査によりますと、いまやほぼすべての高校生が所有しているとみられていますが、物騒なニュースが多いなか、安全への備えは万全でしょうか。 福島市議会6月議会が閉会 駅東口再開発に関する議案が可決 出席議員の約4割が反対も…
街のみなさんにスマホの利用時間を聞いてみると… ■フィルタリングがかかっている15歳は 「1日平均5時間28分!休日は10時間くらい」 ■19歳の専門学校生は 「(1日平均)大体10時間です。インスタグラムやLINE」 ■専門学校生は 「お風呂とかトイレに持っていくから、スマホ依存症みたいなことを言われた」 スマホを片時も手放せない…そんな人も多いようです。
こうした実態について、県は先日、県内の小学生から高校生6万2千人あまりを対象に行ったインターネットやスマホに関する調査結果を公表しました。
自分専用のスマホを持っているのは、小学生で2割を超え、高校生にいたっては99%。 スマホやパソコンを含むインターネットの利用時間については、3時間以上の利用が小学生で約2割、中学生で約3割、高校生は5割以上を占める結果となりました。
子どもたちにとっても、スマホは身近な存在になっているようですが、そこに大きなリスクが潜んでいると識者は指摘します。 ■ITジャーナリスト 高橋暁子さん 「良くない大人と知り合ってしまったりとか、問題あるコンテンツに接してしまうような機会も増えているかなと思います」
取材したのは、小学校の元教師で、ITジャーナリストの高橋暁子さんは、ネットの空間をきっかけに子どもたちを狙った悪質な犯罪や事件やトラブルは全国的にも後を絶たず、髙橋さんは対策の必要性を訴えます。 ■ITジャーナリスト 高橋暁子さん 「保護者が管理徹底、設定とか管理しなきゃいけないんですよ」
その「保護者」は、子どものスマホをどのように管理しているのかというと… ■18歳の子を持つ親は 「一応課金は(フィルタリング)をかけていて親の承諾がなければ課金できない。17歳以上にならないとアプリをインストールできない。調べる(検索の)ときに制限がかかる。携帯で買い物ができない。Xに入れない」 ■40代 14歳と11歳の子を持つ親は 「(フィルタリング機能を)知ってるんですが、細かく設定まではしていない」