「明日がどうなるかわからない」ウクライナに住む絵本作家の夫婦 戦渦でも笑顔でいる理由
授業では児童の1人が、「戦争の中でも自分たちの楽しみを見つけたり、いつも通りに過ごすことを心がける。その(戦渦の)中でも笑顔でいるのがステキだなと思った」と、他の児童に感想を伝える姿が。別の児童は「戦争は遠い存在だったから、急に戦争が来てビックリしたと思うし、戦渦でも本当の笑顔が作れてすごい。僕はこんなことはできない」と感想を語ると、ロマナさんは「今の笑顔が私たちにとっては力になる。ちょっとしたセラピーです。明日どうなるかわからないので、なるべく親や久しぶりに会っていない友達に連絡をとったり、日常の中で短くても充実できる時間を楽しんでいます」と、返答しました。
小学生たちの話を直接聞いたロマナさんは、授業を終えて「私たちにとってすごく大切なのは、子供たちが毎日の平和な生活のもろさを感じてくれたこと。当たり前すぎて常に手の中にあると勘違いしてしまうのですが、実際平和というものはもろく、簡単に失われてしまいます。それを感じ取ってくれた子供たちにすごく感心しています」と、笑顔を見せました。