【北海道日本ハムファイターズ】新加入の山﨑福也、昨季大ブレイクの万波中正に期待| 注目選手・予想ローテーション・予想オーダー|プロ野球
新庄剛志監督が就任して3年目のシーズンを迎える日本ハムは、このオフシーズンに大きな補強を行った。現有戦力も野手では万波中正や野村佑希、投手では伊藤大海や加藤貴之といった軸となる選手もおり、2年連続最下位から上位へ躍進する可能性も十分にありそうだ。
注目選手
投手:山﨑福也 投手ではFA権を行使してオリックスから移籍してきた先発左腕の山﨑福也に注目が集まる。もちろん日本ハムでも先発ローテーションの一員としての期待がかかっている。すでに日本ハムには加藤、上原健太、根本悠楓と先発左腕が揃っている。そこに3年で24勝を挙げた山﨑が加わることで、より先発左腕が充実することになる。 これまで規定投球回に到達したことはないが、3年連続で投球回数は100回を超えており防御率は3点台と安定している。昨シーズンは130回3分の1を投げ11勝5敗、防御率3.25の成績を残し先発ローテーションの一角としてリーグ優勝に貢献した。日本シリーズの舞台でも3年間で4試合(18.2回)に登板。1勝0敗と勝ち星は1つだけだが、防御率1.93とここでも安定しているのは心強い。 2年連続最下位、5年連続Bクラスから上位浮上を目指すチームの救世主となることができるだろうか。 野手:万波中正 野手では万波中正に注目だ。高卒5年目のシーズンだった昨年は自身初となる規定打席に到達。本塁打王こそ1本差で逃すも25本塁打はもちろんキャリアハイと大きく飛躍した。またレーザービームを度々見せるなど守備でも貢献しゴールデングラブ賞を受賞。攻守揃った活躍でベストナインにも輝いている。 今年は春季キャンプ時からチームで唯一レギュラー確約を与えられていたことからもわかる通り、新庄監督ら首脳陣からの信頼も厚い。とはいえ活躍したのはまだ1年だけだ。今年も結果を残し、スター選手への階段をしっかりと登っていくが求められる。
予想ローテーション
開幕投手は4年目の伊藤大海が務める。昨年は7勝10敗と3つの負け越しがあったものの、ルーキーイヤーから3年連続で規定投球回に到達。通算27勝を挙げており新庄監督も期待を寄せている。 左のエースは加藤貴之。2021年から3年連続で規定投球回に到達。とくに2022年は147回2/3を投げ与四球はNPB記録となる11個だけ。圧倒的な制球力を武器とし今年もローテーションの一角を担う。同じ左腕では新加入の山﨑と上原もおり、先発ローテーションには左3枚が入る。また開幕ローテーションの5人目としては、今シーズンからフォームを変更した北山亘基が名を連ねた。 日本ハムは開幕から4週間連続で5試合/週の日程が組まれている。そのため6枠目は現時点で未定。侍ジャパンにも選出された根本、3年ぶりに復帰したバーヘイゲン、アンダースローの鈴木健矢らが争うことになりそう。 一方で2022年ドラフト2位の金村尚真は開幕前に中継ぎへの配置転換となった。そのためしばらくは中継ぎとして起用される。 <予想ローテーション> 1:伊藤大海 2:加藤貴之 3:上原健太 4:山﨑福也 5:北山亘基 6:根本悠楓/鈴木健矢/バーヘイゲン