大谷翔平 規格外〝長打力〟の秘密「打球にとてつもないバックスピンがかかっている」
ドジャースの大谷翔平投手(30)の飛距離王ぶりがクローズアップされた。 米スポーツ・イラストレイテッド誌のトム・ベルドゥッチ記者は12日(日本時間13日)、MLBネットワークの番組に出演し、スタットキャストによる表を見せながらこう断言した。 【写真】レアカード? カッコ良すぎる大谷翔平の画像 「大谷翔平は高地でプレーしない(ロッキーズ以外)どのチームの合計よりも多く飛距離450フィート(約137・16メートル)以上の本塁打を打っている。(ヤンキースの)アーロン・ジャッジ、ジアンカルロ・スタントン、フアン・ソトを合わせたよりも彼の方が多い。大谷翔平はMLBのロングドライブ・チャンピオンだ」 大谷が今季放った450フィート以上の本塁打は9本。もちろん、個人では単独トップだが、驚かされるのはMLBの28球団を上回っていること。大谷より多いのは本拠地クアーズ・フィールドが標高1600メートルに位置し、ボールが飛びやすいとされるロッキーズの合計11本、ダイヤモンドバックスとヤンキースが7本、パイレーツが5本なのだ。ちなみに今季メジャー最多の58本塁打を放ったジャッジは6本だった。 同記者は「よく見ると、大谷が打った瞬間、外野手らは捕れるかもしれないと思って走り出す。それが物語っているのは、彼の打球にとてつもないバックスピンがかかっていて、どんどん(飛距離が)伸びていくということ。球界で大谷ほどバックスピンをかけられる打者はいない。鍵は彼が球界一素早いヒップを持っているからだと思う」と解説し、こう続けた。 「構えた時、フロントヒップ(右腰)が投球と反対方向へ向いてから回転して戻ってくるが、その際フロント(右)側にとてつもない力が加わり、右足が地面から離れ、かかとだけついた状態になる」 続けて大谷とプロゴルファーのスイングを比較。「私はゴルファーを比較対象に選んだ! なぜなら彼がやっていることは、野球ではなく(ゴルフブランド)タイトリストを打っているように見えるからだ」と指摘した。 最後は自信たっぷりに「チームの合計よりも450フィート以上の本塁打が多い、彼は本当にユニコーンだ」とまとめた。
東スポWEB