記録的大雨の奄美地方や沖縄本島で天候回復、土砂災害は引き続き警戒…各地で浸水や崖崩れの被害
季節外れの猛烈な大雨となった鹿児島県・奄美地方や沖縄本島地方では11日、大雨をもたらした低気圧が東に抜け、天候は回復した。一方、気象庁はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる場所があるとして、引き続き土砂災害への注意を呼びかけている。 【写真】大雨で流されたとみられる山形県警のパトカー
同庁は9日に、11月としては初となる「大雨特別警報」を一時、鹿児島県与論町に出した。同町では、7日午後4時の降り始めから10日午後9時までの降水量が666ミリを記録。20棟が床上浸水、9棟が床下浸水した。町などによると、被害家屋はさらに増える恐れもある。
沖縄本島地方でも大雨が降り、沖縄県や名護市、国頭村、大宜味村、東村によると、47棟が床上浸水し、51棟が床下浸水した。20か所以上の道路が崖崩れなどで通行止めとなっている。