紅葉の下 頬染め 平泉・秋の藤原まつり開幕【岩手】
第74回秋の藤原まつり(平泉観光協会主催)は1日、平泉町内で開幕し、中尊寺と毛越寺で奥州藤原氏の遺徳をしのぶ法要がそれぞれ行われた。3日までの期間中は毎日3会場で郷土芸能が披露されるほか、最終日は毛越寺での国重要無形民俗文化財「延年の舞」などが予定されている。 中尊寺(奥山元照貫首)では初日、本堂に僧侶や同協会、町関係者ら30人が参列する藤原四代公追善法要と、法要後の法楽として稚児行列が行われた。 行列には町内などから4~7歳児24人が参加。赤と青の狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)に男子は金色の烏帽子(えぼし)、女子は宝冠を身に着け、「カエデ」を手にして紅葉が始まった木々の下、本堂から金色堂までの参道300メートルを練り歩いた。