”広陵のボンズ”真鍋慧が大商大で全国デビュー! 履正社主軸、智辯学園二刀流、仙台育英胴上げ投手ら甲子園のヒーローが神宮で暴れまわる!【大学選手権注目ルーキーリスト】
10日から第73回全日本大学選手権大会が開幕する。各リーグを勝ち上がった選手の中には、この春入学したばかりのルーキーも多い。早くもチームの中軸を担う選手や存在感を示している未来のスターたちを紹介したい。 【一覧】おもな大学野球部 24年度新入生 大注目は高校62発のパワーを誇り、「広陵のボンズ」と称された大阪商業大の真鍋 慧内野手(1年=広陵)だ。高校時代から189センチ93キロの恵まれた体格を誇り、3年時の高校日本代表候補合宿では、木製バットを使用してのフリー打撃で本塁打性の当たりを連発していた。昨秋のドラフトでは、上位候補として名の挙がることもあったがまさかの指名漏れ。それでも、大学進学後は高校時代に他を圧倒した打撃で「2番・指名打者」の座を奪取した。春季リーグ戦では、開幕戦から2安打の上場デビューを飾ると、龍谷大学との2回戦では大学初本塁打を含む4安打の大暴れ。その後もコンスタントにヒットを打ち続け、リーグ戦3位タイの打率.333、リーグ2位の9打点など圧巻の成績を残した。新人賞にあたる平古場賞、指名打者部門でのベストナインと2つのタイトルも獲得したスラッガーは全国デビューでどのような活躍をするのか注目だ。
昨年のU-18 ベースボールワールドカップで初の世界一となった高校日本代表の選手たちも各大学で結果を残している。真鍋と同じ大阪商業大に進学した中山 優月投手(1年=智辯学園)は、高校時代に投手と遊撃手の二刀流として甲子園も経験。大学進学後も投手として救援で3試合無失点の好投を見せれば、打者としても5試合に出場して4安打を放っている。ワールドカップで4番を任された帝京大の森田 大翔内野手(1年=履正社)も3試合で先発出場し、桜美林大戦との1回戦では、左中間へ本塁打も放っている。その後は怪我で出場を回避しているが、復帰となれば自慢の長打力でアピールしたいところだ。高校時代4番を張った仙台大・齋藤 陽外野手(1年=仙台育英)も開幕2戦目から「3番・右翼手」で出場。2安打2打点と期待に応える打撃を見せている。 投手では早稲田大の安田 虎汰郎投手(1年=日大三)が得意のチェンジアップを武器に開幕カードの立教大戦で、新人投手として史上初となる2勝を達成した。明治大との1回戦では、1死満塁の窮地で登板すると4番、5番を打ち取って初セーブをあげるなど、チームを助ける投球が続いている。高校2年時に甲子園で胴上げ投手となった髙橋 煌稀投手(1年=仙台育英)もリーグ戦のマウンドを経験しており、高校時代にバッテリーを組んだ尾形 樹人捕手(1年=仙台育英)も1打席のみだがデビューを果たしている。