松本城職員 涼しげ浴衣でおもてなし 長野県松本市
長野県松本市の国宝松本城で30日、市松本城管理課の職員が浴衣を着て来場者をもてなした。浴衣での外出を促し、街中のにぎわいづくりや城下町風情の盛り上げにつなげる「ゆかたキャンペーン2024」の参加企画で、浴衣姿の6人が本丸庭園で写真撮影するサービスをした。 午前8時半の開場時刻に合わせて涼しげな浴衣を着た職員が入り口の黒門付近に並び、来場者を出迎えた。一緒に写真撮影を求める外国人観光客が絶え間なく訪れ、職員は笑顔で応じていた。 浴衣での接客は令和3年度から実施しており、初年度から参加している小林みかさん(25)は「外国人観光客の反応が良い。お城と浴衣の二つの日本文化を楽しんでもらいたい」と話していた。 松本城では8月10~18日に浴衣、甚平など和服の入場者を対象に、有料区域への入場を無料にする。平成21(2009)年度から続く恒例の催しで、昨年度は期間中に64人が和服で訪れた。
市民タイムス