ウッドショックで国産木材に脚光、「スマート林業」8銘柄
国内林業は斜陽産業と言われ続けてきた(写真:ネギ / PIXTA)
国産木材の需要が高まっている。背景にあるのは、ロシアによるウクライナ侵攻でロシア産の木材輸入が困難になったこと、また、2021年の「ウッドショック」によって北米産木材の輸入が減ったことなどだ。 ただ、国内の林業はここ数十年“斜陽産業”と言われてきた。林野庁によれば、国内の木材出荷額は1980年の5.3兆円をピークに減少を続け、リーマンショック後の2009年には2兆円強まで落ち込んだ。その後は回復傾向となっているが、2019年は2.5兆円強とピークの半分にも満たない。 木材自給率は2000年代初頭には18%まで落ち込んだが、現状40%まで回復している。国は国産木材の利活用増を国策として掲げ、これをさらに50%まで増やすことを目標としている。
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野津 滋