侍ジャパン・清水達也、180試合以上のマウンドで得た経験 『滑る公式球』に球種使い分け対応「シーズン中も同じ」
◇5日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 侍ジャパン宮崎合宿 練習試合・広島戦(SOKKENスタジアム) 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の清水達也投手(25)=中日=が5日、今合宿で初実戦となる練習試合・広島戦(SOKKEN)で登板。ピンチを迎えながらも7回の1イニングを2個の三振を奪っての無失点に抑え、チームの5―0(7イニング制、特別ルール)での零封勝ちに貢献した。 3年連続で50試合以上登板しているリリーフエースは窮地でも冷静だった。5―0で迎えた7回にマウンドへ上がった清水は先頭からの連打で、いきなり無死一、二塁のピンチを背負った。しかし、後続を空振り三振、左飛、空振り三振に抑えて、侍投手陣の”零封リレー”を完成させた。 「いきなり連打を打たれましたが、しっかりその後を抑えることができてよかったです」 今合宿初の実戦マウンドは滑りやすいと言われている大会公式球を使って、探りながらの投球だった。自身の生命線でもある落ち球は普段からフォークとスプリットで使い分けている。「今日はスプリットの方が合っていた」。得点圏に走者を背負ってから打者を打ち取った球はすべてスプリット。試合の中で探りながら、どちらがベターの選択なのかということにたどり着いた。 「その日のコンディションや状態によってどっちが合うのかは変わってくる。それはシーズン中も同じです」。25歳を迎えたばかりでも、しびれる場面で180試合以上投げてきた経験がある。侍ジャパンのユニホームに身を包んでも、対処法は全く変わらない。
中日スポーツ