ロシアから見返り警戒 軍事協力強化の北朝鮮へ 米副長官
【ワシントン時事】キャンベル米国務副長官は12日、ワシントン市内でシンクタンクの会合に出席し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに北朝鮮が弾道ミサイルなどを供与したことを巡り、ロシアが北朝鮮に与える見返りへの警戒感を示した。 ロシアのプーチン大統領が近く北朝鮮を訪問すると伝えられており、ロ朝の軍事協力が進む可能性がある。キャンベル氏は「現金かエネルギーか、核・ミサイルの性能を高める能力か。把握はしていないが懸念し、注意深く監視している」と語った。 また、ロシアと中国が「北朝鮮の後ろ盾で最も強力な支援者だ」と強調。ただ、理由には触れなかったものの、ロ朝の関係強化が「北京(中国政府)に不安を与えていると思う」と述べた。