沖縄の子どもたちを食で支援 「タコライスラバーズ」にグッドデザイン賞 持続可能なシステム評価
子どもの食事支援に取り組む団体「タコライスラバーズ」(山川宗德代表)が16日、日本産業デザイン振興会主催の2024年度グッドデザイン賞を受賞した。 【写真】「私の体はタコライスでできてます♪」あつこお姉さん
協力店舗で100円から500円ほどで販売されている「みらいチケット」が購入されると、そのチケットを使い子どもたちが食事するシステムが、審査委員から「特定財源の依存から脱却した、持続可能なシステム」と評価された。 山川代表は「ゆいまーるの精神を形にしたシステム。関わってきた人たち全員で獲得した賞だ」と喜んだ。 審査委員が「誰もが参加、協力できる自走の仕組み」と評するように、団体発足時の2020年は32店舗の協力が、現在は208店舗まで広がっている。山川代表によると、これまでに推計で6万を超える食事が子どもたちに提供されている。 山川代表と広報の本仮屋まさみさんは「このシステムが当たり前と思う社会になれば」と願った。 グッドデザイン賞受賞を記念して、23日午前7時半から那覇市泉崎にある同団体が運営する「三食堂」において、同店で利用可能な食事チケット(300円)が配布される。100枚限定。
(玉城文)
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