美ボディクイーン・りなが見せた優雅なステージ メンタルのゆとりは日常生活のリズムから
勝負において「勝ちたい」気持ちは誰もが抱くもの。入れ込むがゆえにメンタルを追い込んでしまうこともあるだろう。しかし、その壁を乗り越えた時、一段上のパフォーマンスへの扉が開けることもある。 【フォト】真夏のステージで優雅な魅力を放出 りなのステージショット
ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)の「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」(7月27日~7月28日)。団体公認のプロ選手が出場できる舞台であり、サマスタの選手たちには“夏のプロ戦”として親しまれている。 プロ戦は夏と冬の2回。昨年12月の冬のプロ戦(JAPAN PRO GRAND PRIX)を制している“りな”は、今大会でも注目を集めた。 今回彼女が見せたのは、落ち着きすら感じる優雅なステージ。いい意味で力の抜けたナチュラルな魅力を放っていた。結果はモノキニ着用のPRO BEAUTY FITNESS MODEL部門で2位となったが、大会後の彼女は手ごたえを感じたと話す。 「私自身の成長を感じたので、すごくいい一日だったなと思います。ポージングや体づくり、ステージ直前のマインドセットの部分で去年の12月(冬のプロ戦)と比べて、自分のコントロールができるようになったと実感しています。去年はとにかくプレッシャーがすごかったので」
一時はフィットネス中心の日常を送るあまり、「せかせかしてしまった」と振り返る。昨年の途中からメンタルの安定を図るべく、日常生活の見直しを図った成果が確実に現われた。 「大会に向けて追い込みすぎると、メンタルが崩れたりしてしまいます。やっぱり日常生活のリズムを崩さないように。あくまで日常の延長という姿勢で競技に臨むようにしています。今回はシーズン初めの舞台だったんですけど、いい一歩を踏み出せました。冬のプロ戦では連覇を狙っているので、目指すはそこですね」 葛藤を乗り越えた彼女の心は一段上の境地にある。髪型を変えてみるなど、“新しい自分探し”も楽しみつつ大舞台に臨むようだ。ナチュラルな魅力で挑む彼女の、次のステージが非常に楽しみだ。
取材・文・写真/森本雄大