ヘタフェは29日、FWエネス・ウナルがレンタル先のボーンマスに完全移籍することを発表 [写真]=Getty Images

　ヘタフェは29日、FWエネス・ウナルがレンタル移籍先のボーンマスに完全移籍することを発表した。 【公式発表】エネス・ウナルがヘタフェを退団 　トルコが生んだ“流浪の点取り屋”が、5カ国・8クラブを渡り歩いた先に到着した安住の地を離れることになった。1997年5月10日生まれのE・ウナルは現在26歳。ブルサスポルでプロキャアを始めた同選手は、18歳でマンチェスター・シティと契約を締結したことを境に2年間で3クラブを行脚すると、その後もビジャレアル、レバンテ、バジャドリードと転々。それでも2020年夏に加入したヘタフェでは、シュートセンスと身体能力の高さを活かしたゴラッソを量産する。初年度こそ公式戦5得点と鳴りを潜めたものの、翌2021－22シーズンに16得点、翌々2022－23シーズンにも公式戦15得点と2年連続での2桁得点を記録。キャリアにおける最長在籍クラブで、公式戦通算109試合に出場した。 　そんなE・ウナルは、今年1月に前十字じん帯断裂の大ケガから約8カ月ぶりの復帰を果たした直後に、ボーンマスへとレンタル移籍。約半年間で公式戦17試合に出場し2得点2アシストをマークすると、ボーンマスが約1800万ユーロ（約31億円）の買取オプションを行使。2028年夏までの4年契約を締結した。 　ボーンマスに完全移籍加入するE・ウナルは「新シーズンに向けてボーンマスに戻ることができてとても嬉しいよ。体力を取り戻しながら、プレミアリーグで自分を試すのが楽しかったんだ。そしてこれからの数年間もね」とクラブ公式サイトに語りつつ、「このプロジェクトは、1月から参加したいと思っていたもの。僕たちはさらに成長できる大きな可能性を秘めている」とコメントを残している。