「採用活動しても応募なし」観光急回復の沖縄にバスガイドがいない! スマホの自動音声で観光案内… 深刻な人手不足も「できるところは省力化」の好機?
ツアー客の約7割が外国人観光客だという「セルリアンブルー」社。 多言語対応できるバスガイドの育成には時間がかかることに加え、サービスの平準化も難しい状況でした。バスツアーに導入した自動音声ガイドは利用者の満足度も高いといいます。 ▽カナダからのツアー参加者 「よかったです。文章でも一緒に表示されていたので、それも合わせて読みました」 人手不足のなかでも、観光客に旅を楽しんでもらいたいー。省力化できる部分は省力化しながら、質の高いサービスを提供し続けたいと東江さんは話します。 ▽旅行会社「セルリアンブルー」東江優 取締役営業部長 「観光業はサービス業なので、全てを自動化できない。生産性なり、お客様の取り込みを上げていこうと思ったら、人は必要になっていく。なので、人「プラス」システムで、できることをどんどんやっていこうと」 人手不足の抜本的な解消は見込まれないなか、働き手の確保・定着には、待遇向上や職場環境の整備も重要となってきます。 どこを省力化し、サービスの質を維持していくのか。企業にとって、現状は危機的状況でもありながら、見直すチャンスなのかもしれません。(取材 仲田紀久子)
琉球放送